キャラクターイラスト:さゆ吉様
この記事では、将棋の戦法や定跡をまとめています。
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目次
将棋の戦法は大きく分けて居飛車と振り飛車に分かれる
将棋の戦法は大きく分けて「居飛車(いびしゃ)」と「振り飛車(ふりびしゃ)」の2種類に分けられます。飛車を最初の位置から動かさずに戦う戦法は居飛車と呼ばれ、飛車を横に動かしてから使う戦法は振り飛車と呼ばれています。
将棋の定跡は、先手と後手が居飛車同士で戦う「相居飛車(あいいびしゃ)」と、それぞれ居飛車と振り飛車で戦う「対抗型(たいこうけい)」と、お互い振り飛車同士で戦う「相振り飛車(あいふりびしゃ)」で分かれます。
将棋の序盤で、最善に近いとされる一連の決まった指し方は「定跡」と呼ばれています。「定石」と勘違いされている方も多いいらっしゃいますが、将棋やチェスなどの駒を使うゲームでは「定跡」、囲碁やオセロなどの石を使うゲームでは「定石」という言葉を用いるのが一般的です。
居飛車の戦法、定跡まとめ
居飛車の戦法は、おおきく相居飛車と対抗型に分かれます。特に相居飛車はプロでも数多く指されていて、定跡もかなり深くまで研究されています。なお以下の記事では相居飛車の基本的な考え方を解説しています。
矢倉戦法
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矢倉戦法の基本図
相居飛車の花形戦法と言えば、お互いガッチリ囲いに囲う矢倉戦法です。以下の記事で矢倉戦法の基本を解説しています。
角換わり
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角換わりの局面
角交換から始まる角換わりも相居飛車でよく出てくる戦法です。矢倉よりも激しい展開になることが多いです。
横歩取り
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横歩取りの局面
横歩取りは、お互いに飛車と角をダイナミックに使う激しい戦法です。上級者向けの戦法で、苦手としている方も多い戦型です。
相掛かり
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相掛かりの局面
相掛かりは、序盤から飛車先の歩を交換する戦法です。力戦になりやすく、横歩取りとともに苦手としている方も多い戦法です。
対抗型、対振り飛車
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対抗型の局面
振り飛車vs居飛車の戦型は対抗型と呼ばれています。対抗型はさらに2種類に分けられ、素早く仕掛ける急戦と、じっくり囲う持久戦があります。
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振り飛車の戦法、定跡のまとめ
四間飛車
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四間飛車の基本形
四間飛車は振り飛車の中でも最もスタンダードな戦法です。初心者でもとっつきやすくお勧めです。
三間飛車
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三間飛車の一例
飛車を左から3番目の列に動かすのが三間飛車です。四間飛車と比べると攻撃的な振り飛車で、攻めが好きな方にお勧めです。
向かい飛車
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向かい飛車の基本形
飛車を左から2番目の列に動かすのは向かい飛車と呼ばれています。二間飛車とは呼ばないので注意しましょう。
中飛車
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ゴキゲン中飛車の基本形
飛車を真ん中に移動させる戦法は中飛車と呼ばれています。中飛車の中でもゴキゲン中飛車という戦法はとても有名で、初心者から上級者まで使える戦法です。
角交換振り飛車
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角交換振り飛車の局面
序盤早々に角交換を仕掛ける振り飛車戦法は角交換振り飛車と呼ばれています。速攻で相手を攻めていく戦法で、攻め好きの振り飛車党にオススメです。
相振り飛車
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相振り飛車の局面
お互いに振り飛車に構える戦型は相振り飛車と呼ばれています。力戦、乱戦になりやすく、苦手にしている方も多いです。ただし振り飛車を指すなら避けられない形なのでしっかり勉強しておきましょう。
その他の戦法、定跡
駒落ち定跡
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2枚落ちの基本図
上級者が初心者に指導するために、わざと駒の数を少なくして対局することがあります。駒落ちにも定跡があり、しっかり学習すれば攻めや受けの考え方が身に付きます。
奇襲戦法
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奇襲戦法 鬼殺しの基本図
将棋には、ハメ手や奇襲戦法と呼ばれる戦い方があります。奇襲戦法は正しい受け方を知らないと序盤早々に敗着になってしまうため、正しい対処法を覚えておきましょう。
まとめ
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