対振り飛車、対抗型

対振り飛車の基本、最初の駒組み

投稿日: 02/09/2020 更新日:

歩美
最近居飛車を勉強しています!相居飛車の指し方はなんとなくわかってきたんですが、相手が振り飛車にしてくると指し方がわかりません!
香介
相居飛車と対振り飛車は指し方の方針が全然違うからね!ちゃんとした指し方を知っておこう!

今回の記事では、振り飛車を相手にどうやって対策していくのか、基本の形を解説していきます。

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相手が角道を閉じてきたら振り飛車!?

相手が角道を閉じてくる

テーマ図

【図1-1 相手が角道を閉じてきた】

【図1-1 相手が角道を閉じてきた】

初手から、相手が△3四歩~△4四歩として角道を閉じてきました。この形からは振り飛車になることが多いため、警戒しておきましょう。

銀を上げて様子を見る

図1-1からの指し手
▲4八銀(図1-2)

【図1-2 銀を上げて様子見】

【図1-2 銀を上げて様子見】

図1-1からは、とりあえず銀を上げておきましょう。この銀は、相手が振り飛車で来ても居飛車で来ても上げることになるため、損にならない手です。

歩美
相手の戦法が判明するまで様子見しているんですね!

相手が振り飛車に構えた!

図1-2からの指し手
△4二飛(図1-3)

【図1-3 相手が四間飛車に!】

【図1-3 相手が四間飛車に!】

相手が四間飛車に構えてきました。ここで相手が振り飛車であることが確定したので、対振り飛車の駒組みを進めていくことになります。

香介
飛車を4番目の筋に回すから四間飛車なんだ!

 

舟囲いに組むのが基本

舟囲いを目指そう!

図1-3からの指し手
▲6八玉、△3三角、▲7八玉(図2-1)

【図2-1 舟囲いを目指す】

【図2-1 舟囲いを目指す】

相手が振り飛車であることが確定したので、「舟囲い(ふながこい)」という囲いを目指していきます。舟囲いは対振り飛車で使われる基本的な囲いで、舟囲いのまま戦うこともできるうえ、左美濃や穴熊に発展させることもできる優秀な囲いです。

香介
振り飛車相手には、矢倉囲いよりも舟囲いの方がオススメだよ!

5筋の歩を突いておくのが基本

図2-1からの指し手
△3二銀、▲5六歩(図2-2)

【図2-2 5筋の歩を突いておく】

【図2-2 5筋の歩を突いておく】

対振り飛車では、5筋の歩を突いておく形が基本です。5七のスペースを開けておくことで、▲6八銀~▲5七銀左と左の銀を攻めに使っていったり、▲5七銀右と右の銀を守りに使ったりと柔軟な戦いができるようになります。

歩美
へえ~5筋から銀を使っていくんですね!

図2-2からの指し手
△6二玉、▲5八金右(図2-3)

【図2-3 舟囲いの完成】

【図2-3 舟囲いの完成】

右の金を囲いにくっつけて、舟囲いの完成です。ここからは素早く攻めていく急戦策や、じっくり囲っていく持久戦などの戦い方があります。

香介
ここまでが基本の駒組みだよ!次に、基本的な攻め筋を簡単に解説しよう!

 

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振り飛車への攻めの基本手筋、▲4六銀右急戦

▲5七銀~▲3六歩として攻めに使う

図2-3からの指し手
△7二玉、▲2五歩、△8二玉、▲5七銀、△7二銀、▲3六歩(図3-1)

【図3-1 ▲5七銀として攻めに使うのが基本】

【図3-1 ▲5七銀として攻めに使うのが基本】

5筋の歩を突いてできたスペースを利用して、▲5七銀と上がっていくのが基本の駒組みです。ここから銀を使って攻めていく手順を見ていきます。

歩美
相手の角が3三にいるせいで、▲2四歩からの攻めができませんね…▲2四歩、△同歩、▲同飛に対して△同角と飛車を取られちゃいます…

△4三銀型には、▲4六銀~▲3五歩が基本の仕掛け

図3-1からの指し手
△4三銀、▲4六銀、△5二金左、▲3五歩(図3-2)

【図3-2 ▲3五歩が基本の仕掛け】

【図3-2 ▲3五歩が基本の仕掛け】

相手が△4三銀型の振り飛車に構えている場合は、▲4六銀と前に出てから▲3五歩と仕掛けるのが基本です。ここから居飛車の攻めの手順を見ていきます。

香介
右の銀を4六に出すから、▲4六銀右急戦とも呼ばれているよ!

銀が五段目に出れば攻めが成功

図3-2からの指し手
△3五歩、▲同銀(図3-3)

【図3-3 既に攻めが成功!?】

【図3-3 既に攻めが成功!?】

銀を5段目に出すことができれば、すでに居飛車側の攻めがほとんど成功しています。ここからさらに手を進めてみます。

歩美
えっ!もう攻めが成功しているんですか!?

図3-3からの指し手
△3四歩、▲2四歩(図3-4)

【図3-4 銀を取られそうだが無理やり攻める】

【図3-4 銀を取られそうだが無理やり攻める】

相手は歩を打って銀を追い返そうとしてきましたが、ここで無理やり▲2四歩として攻めていく手が成立します。もし図3-4から△同歩なら、▲同銀として優勢です。

図3-4からの指し手
△3五歩、▲2三歩成(図3-5)

【図3-5 と金を作って攻めが好調】

【図3-5 と金を作って攻めが好調】

△3五歩として銀を取られましたが、▲2三歩成と攻めていけば居飛車側が優勢です。相手は角を逃がすために△1五角とするしかないですが、▲1六歩として確実に角を取れます。

香介
実は、相手は▲3五歩の仕掛けに対して△同歩と取ったのがもう悪手だったんだ!もっと応用的な変化と手順については、以下の記事も参考にしてみてね!

△3二銀型の振り飛車には、歩の突き捨てから

図3-1 からの指し手
△5二金左、▲3五歩(図3-6)

【図3-5 先に▲3五歩とする】

【図3-6 先に▲3五歩とする】

図3-1 に戻り、別の変化を見ていきます。相手が△3二銀型で駒組みしている場合は、いきなり▲3五歩として歩を捨てるのが手筋です。

歩美
えっ!何もないところで歩を捨てるんですか!?

図3-6からの指し手
△3五歩、▲4六銀(図3-7)

【図3-7 次に銀が五段目に出して攻める】

【図3-7 次に銀が五段目に出して攻める】

3筋の歩を取らせてから▲4六銀として攻めていきます。次に銀を5段目に出すことができれば先ほどと同じような展開になります。

香介
今回の解説はここまでだよ!とにかく▲3五歩から銀を五段目に出すのが基本の攻めの狙いなんだ!

補足
▲3五歩と突くタイミングは…? 

【図a-1 先に▲3五歩で突き捨てると…】

【図a-1 先に▲3五歩で突き捨てると…】

相手が△4三銀型に構えているときは、▲4六銀と出てから▲3五歩と突いて仕掛けましょう。

先に▲3五歩、△同歩としてしまうと、▲4六銀と銀を前に出したときに△3四銀として受けられてしまいます。

【図a-2 △4五歩に▲同銀と取れない】

【図a-2 △4五歩に▲同銀と取れない】

逆に、相手が△3二銀型のときは、先に▲3五歩、△同歩としてから▲4六銀としていきましょう。

先に▲4六銀と出てしまうと、△4五歩として銀を追い返されます。図a-2の局面でもし相手の銀が4三にいれば▲同銀と歩が取れますが、図a-2では飛車の利きが4五にあって歩を取れません。

 

まとめ

香介
今回は対振り飛車の基本形の指し方を解説したよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 銀を上げて様子を見る
  • 相手が振り飛車なら、舟囲いに組む
  • ▲5七銀として攻めの形を作る
  • △4三銀型には、▲4六銀~▲3五歩で仕掛ける
  • △3二銀型には、▲3五歩と突き捨ててから▲4六銀
歩美
ふむふむ。相居飛車とは全然指し方が違うんですね!

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【図3-1 ▲5七銀として攻めに使うのが基本】

【図3-1 ▲5七銀として攻めに使うのが基本】