将棋の駒の動かし方をまとめました。これを覚えれば将棋のルールの8割はマスターしたといってよいでしょう。
目次
図解!将棋の駒の動きと並べ方
駒の動きの詳しい解説は下にありますが、そのまえにまず早見表を紹介します。1ページで印刷でき、駒の動かし方と並べ方を簡単にまとめています。ルールを覚えたての方は是非ご活用ください。
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将棋の駒の基本、全部で9種類
将棋の駒は「王将(王)」「玉将(玉)」「飛車(飛)」「角行(角)」「金将(金)」「銀将(銀)」「桂馬(桂)」「香車(香)」「歩兵(歩)」の9種類があり、全部で計40枚使用します。そのうち、王将と玉将はゲーム上は全く同じものとして扱うため、実質的には8種類の駒を使用することになります。
将棋の駒は表面と裏面それぞれに文字が書かれており、表を向けた状態を「生駒(なまごま)」、裏を向けた状態を「成駒(なりごま)」と呼びます。
また将棋のゲーム中には駒は基本的に将棋盤の上に置かれ、盤上の四角の枠の中に置かれます。囲碁の碁石では盤上の線が交わるところに置きますが、将棋では異なるので注意しましょう。
駒の動き
王将(玉将)の動かし方
王将と玉将は名前は異なりますがゲーム上は同じ性能の駒として扱われます。駒の裏側は無地で成駒はありません。
王将は縦横ナナメのすべてのマスに1マスずつ動くことができます。
飛車、龍王の動かし方
飛車は前後左右にどこまでも動くことができます。また飛車の成駒である龍は、飛車の動きに加えてナナメにも1マスだけ動けるようになります。
角行、龍馬の動かし方
角はナナメにどこまでも動くことができます。また角の成駒である馬は、角の動きに加えて前後左右にも1マス動けます。
金将の動かし方
金は前後左右に1マス動くことができ、さらにナナメ前にも動けます。成駒はありません。
銀将、成銀の動かし方
銀はナナメに1マス動くことができ、さらに前にも1マス動くことができます。成銀は金と同じ動きです。
桂馬、成桂の動かし方
桂馬は横に1マス、前に2マス進んだところにのみ動くことができます。成桂は金と同じ動きです。
香車、成香の動かし方
香車は前にどこまでも動くことができます。成香は金と同じ動きです。
歩兵、と金の動かし方
歩は前に1マスだけ動くことができます。と金は金と同じ動きです。
駒の動きの補足
駒はいつ裏返すの?
将棋の駒は、全て表を向けた状態でゲームを始めます。ゲームが進んで、駒が敵陣(将棋盤の奥3段)に入った時に裏返す(=成る)ことができます。
駒を飛び越すことはできない
飛車、角行、香車の3枚は遠くのマスまで動かすことのできる駒ですが、途中に他の駒がある場合はそれを飛び越して動かすことはできません。ただし、桂馬だけは例外的に他の駒を飛び越すことができます。
相手の駒のあるマスに動かすと、駒を取れる
相手の駒のあるマスに動かすと、その駒を「取る」ことができます。取った駒は駒台に置いておき、好きな時に使うことができます。