相手の駒の取って持ち駒にする方法と、持ち駒の使い方を説明します。
目次
駒の取り方、相手の駒を取ろう!
駒の取り方の基本、相手の駒がいるマスに動こう!
将棋では、相手の駒があるマスに自分の駒を動かすことができます。その場合、もともと置かれていた相手の駒は将棋盤から除外され、「取る」ことができます。取った相手の駒は「持駒(もちごま)」と言い、自分の駒台に置いておきます。
例えば下図の例では、相手の歩の置かれているマスに、自分の香車を動かしています。この場合、相手の歩は自分の持駒となり、駒台に置かれます。
また駒台に置いてある自分の持ち駒は、常に相手に見えるように置きましょう。持ち駒を相手から見えないようにこっそり隠し持つことは「隠し駒」と呼ばれるマナー違反です。
成駒を取っても、表に戻す
相手から取った駒が成駒だったとしても、自分の駒台に置くときは裏返して生駒に戻します。
たとえば下図の例では、歩兵の成った駒である「と金」を取っていますが、駒台に置くときには表の歩兵に戻しています。
取った駒はどうするの?持ち駒の使い方、打つ場所は?
持駒はいつでも好きな場所に打てる!
持駒は、自分の手番に盤上の好きなマスに置くことができます。なお持駒を1枚盤上に置いたら手番は終了するため、駒を動かすことはできません。
また持駒を置けるマスは他の駒が置いていない場所に限ります。例えば下の図において、持ち駒の角行は青に塗ったマスの内どこでも好きな場所に置くことができます。
持駒を敵陣に打つときも、裏返さない!表のまま使う
持駒は常に表向きにして扱います。そのため仮に敵陣に持駒を打っても成駒とはならないため注意が必要です。
持駒でいきなり王手してもOK
次に相手の玉を取れるような手を「王手」と言いますが、持ち駒をいきなり相手の玉の近くに打って王手するのもルール上問題ありません。ただし、持駒の歩を使うときは、いくつか反則のルールがあるため注意しましょう。詳細な内容は以下のリンクで解説しています。