手筋

飛車の手筋と使い方

投稿日: 10/27/2018 更新日:

将棋では8種類の駒が使われ、それぞれ働きや役割が異なります。これらの駒の使い方を勉強すれば、棋力が向上すること間違いなしです。

香介
今回は飛車の使い方を解説するよ。
歩美
飛車は1番好きな駒です!やっぱり最強の駒ってかんじですよね!

今回は飛車の基本的な使い方を解説し、さらに飛車を使った手筋として「十字飛車」「自陣への飛車打ち」「一間龍」「送りの手筋」を紹介したいと思います。

将棋の手筋一覧へ戻る


Sponsored link

飛車は最強の攻め駒!序盤~中盤は龍を作ることを目指そう!

まずは、飛車とその成駒である龍の動きを確認しましょう。

【飛車の動き】

【図1 飛車の動き】

【龍の動き】

【図2 龍の動き】

飛車は、とにかく動ける範囲が広いのが特徴です。攻めは「飛角銀桂で」という格言があるように、相手陣へ攻める駒として使われます。

特に、序盤~中盤にかけては、飛車を敵陣まで進めて龍に成らせることを目指しながら指していくとよいでしょう。

香介
初心者同士の対局だと、先に飛車を龍に成らせた方がそのまま勝ってしまう展開も多いね。
歩美
それだけ強力な駒なんですね~。

 

飛車を持ち駒にしたら敵陣に打つべし!

龍は非常に強力な攻め駒です。そのため対局中に飛車を持ち駒にしたら、まずは敵陣に打ち込むことを考えましょう。

歩美
敵陣に龍をつくれればそれだけで頼もしいですよね!

 

Sponsored link

飛車の手筋4つ

ここからは飛車(もしくは龍)を使った手筋を紹介していきます。「十字飛車」「自陣への飛車打ち」「一間龍」「送りの手筋」の4つです。

十字飛車

下図のような飛車を使った両取りの手筋を「十字飛車」といいます。

【図3 十字飛車】

【図3 十字飛車】

香介
縦と横の十字方向に自由に動ける飛車の特性を活かした手筋だね!

 

実戦に近い例として、以下のような局面を考えてみましょう。先手は持ち駒に歩を2枚持っているところに注目してください。

【図4 十字飛車の例】

【図4 十字飛車の例、歩を2枚持っている】

歩美
ぱっと見だとフツーの局面ですケド…。本当に十字飛車が使えるんでしょうか?

図4から、まずは平凡に▲2四歩、△同歩と進んだ後、さらに▲2五歩と打ちます。

【図5 継ぎ歩の手筋】

【図5 継ぎ歩の手筋】

香介
歩を2枚持っているのがポイントだね!ちなみにこのように連続で歩を捨てていく手筋は「継ぎ歩」と呼ばれているよ。

図5から△2五歩、▲同飛と進めば十字飛車で銀と桂馬の両取りとなります。

【図6 十字飛車の炸裂!】

【図6 十字飛車の炸裂!】

歩美
なるほど~!5五の銀が浮き駒になっているのを狙ったんですね!実戦で応用できそうです!

自陣への飛車打ち

以下のような局面を考えてみましょう。相手はこちらの陣地に飛車を打ち込んできたところです。

【図7 相手から飛車の打ち込み】

【図7 相手から飛車の打ち込み】

香介
飛車交換の後に出てきそうな局面だね。桂馬取りに当たっているけどどうやって防ごうか?

ここで▲7九飛車と自陣に飛車を打つのが手筋です。

【図8 自陣への飛車打ち】

【図8 自陣への飛車打ち】

ここから△7九飛成、▲同金と進めば、自陣に飛車の打ち込みの隙が無くなりました。

【図10 飛車の打ち込みの隙が無い】

【図10 飛車の打ち込みの隙が無い】

香介
一見するとまた飛車を交換しただけなんだけど、今度は後手が飛車を打ち込む場所がなくなっているのがわかるかな?
歩美
ほんとだ!!金が1マス下がっただけで隙がなくなっています!ちょっと地味な手筋で実戦では見逃しちゃいそうです…。

一間龍

次に紹介するのは「一間龍(いっけんりゅう)」という龍を使った手筋です。一間龍とは、下図のように龍と玉が1マス空けたところにある状態をいいます。

【図11 一間龍の例】

【図11 一間龍の例】

歩美
龍が逃げないと取られちゃいそうだけど…。

一間龍は相手玉を寄せやすい形です。例えば図12では▲3二金と打つと、一気に詰みの形になります。

【図13 ここから△1一玉、▲2二金で詰み】

【図13 ここから△1一玉、▲2二金で詰み】

香介
もし 図13から△3二金としても、龍で相手玉がとれるのがわかるかな?
歩美
あっ!龍の効きが通るんですね!

 

次に、下のような局面を考えてみます。相手玉を寄せるにはどのような手を指すのが良いでしょう?

【図14 どのように寄せる?】

【図14 どのように寄せる?】

ここで▲3三銀などとすると、△2三玉と逃げられて失敗します(図15)。

【図15 逃げられて失敗】

【図15 逃げられて失敗】

図14からは、▲3二飛成とするのが正解です。このように一間龍の形を作れば必至となります。

【図15 一間龍の形を作る】

【図16 一間龍の形を作る】

香介
次に相手がどんな手を指しても詰んでしまう形を「必至」というよ。図16からは次に▲2一銀もしくは▲2三銀という2通りの詰みがあって、相手はこの両方を受けることはできないんだ。

【図17 ▲2一銀の詰み】

【図18 ▲2三銀の詰み】

香介
ちなみに一間龍のような詰みの手筋については下の記事でもくわしく解説しているよ。

送りの手筋

最後に紹介するのは「送りの手筋」です。下図から相手玉をどのように寄せればよいでしょうか?

【図19 どのように寄せる?】

【図19 どのように寄せる?】

▲2二金と打つのが正解です。

【図20 送りの手筋】

【図20 送りの手筋】

図20からは△2二玉、▲4二飛成と進みます。

【図21 一間龍の形に】

【図21 一間龍の形に】

このように、相手玉を動かすことで浮き駒を作り、飛車などで取る手筋を「送りの手筋」といいます。

歩美
飛車の反対側に金を打つのは盲点でした!しかも図21の形ってさっき見た一間龍ですよね!?一気に良い形になりました!
香介
図21からは△3二金、▲3一銀…としていけば詰んでしまうよ!つまり図19からイキナリ詰む形だったんだ。
【図22 ここから△1二玉、▲3二龍で詰み】

【図22 ここから△1二玉、▲3二龍で詰み】

香介
送りの手筋をはじめとした寄せの手筋については下の記事でもくわしく解説しているよ。

まとめ

香介
今回は飛車の使い方と手筋を解説したよ。
歩美
実戦で使えそうな攻め筋がいっぱいありました!

将棋の上達には、手筋を多く覚えて実戦で使いこなすことは重要です。さらに多くの手筋を学びたいと思った方は、渡辺明先生監修の「将棋・ひと目の手筋」を一読されることをおすすめします。今回紹介した手筋はもちろん、他にも実戦で使える手筋が208も解説されています。

将棋の手筋一覧へ戻る


Sponsored link

-手筋
-,

執筆者:

将棋動画が見放題!dTVチャンネルに無料登録!

広告をスキップ 



dTVチャンネル将棋プラス登録はこちら


dTVチャンネルの「将棋プラス」では、将棋タイトル戦の生放送や、初心者にもわかりやすい講座などが登録するだけで見放題です。

dTVチャンネル将棋プラス登録はこちら


 




comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です