三間飛車

石田流 4→3戦法

投稿日: 12/27/2019 更新日:

歩美
石田流って、先手でしか使えない戦法なんですよね!?どうにかして後手で使うことはできないんでしょうか!?
香介
今回は、後手で石田流を使うための、「4→3戦法」という指し方を解説するよ!

今回の記事では、4→3戦法の指し方を解説していきます。

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参考棋書:振り飛車4→3戦法

香介
今回の記事は、マイナビ出版の『振り飛車4→3戦法』を参考にしたよ!4→3戦法に絞って指し方を詳しく解説している棋書だ!

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歩美
それでは、4→3戦法の解説をお願いします!

 

4→3戦法の基本の駒組み

最初は四間飛車に振る

テーマ図

【図1-1 最初は四間飛車に振る】

【図1-1 最初は四間飛車に振る】

図1-1は、初手から▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△4二飛と進んだ局面です。4→3戦法は四間飛車の出だしから石田流に組み替えていく作戦です。今回は後手で4→3戦法を指していく順を解説しますが、先手でも同じような手順で指すことができます。

※今回は後手の立場で解説していくため、盤面を反転させています。

香介
ここからはもちろん普通の四間飛車や角交換四間飛車にも合流できるよ!これらの指し方は以下の記事を参考にしてね!

四間飛車のまま玉を安定させる

図1-1からの指し手
▲2五歩、△6二玉、▲6八玉、△7二玉(図1-2)

【図1-2 まずは玉を安全地帯に】

【図1-2 まずは玉を安全地帯に】

まずは、玉を安全地帯までもっていきます。7二の地点まで持っていくのがポイントとなります。

四間飛車→三間飛車に振りなおす

図1-2からの指し手
△7八玉、▲3二飛(図1-3)

【図1-3 三間飛車に振りなおす】

【図1-3 三間飛車に振りなおす】

玉を7にまで移動させたら、飛車を3筋に振りなおします。このように、四間飛車を経由して三間飛車に振りなおすことから4→3戦法という名前がついています。

図1-3からの指し手
▲4八銀、△3五歩、▲4六歩、△3四飛(図1-4)

【図1-4 石田流の形に】

【図1-4 石田流の形に】

ここから飛車を浮いて石田流の形に組んでいきます。この後、△4四歩として角道を止めれば、乱戦を避けて安全に駒組みを進めていけます。

香介
ここまでが4→3戦法の基本の流れだよ!
歩美
石田流の詳しい組み方や、攻め筋などは以下の記事を参考にしてみて下さい!

補足
なんで四間飛車に振るの?

【図a-1 三間飛車だと▲6五の角打ちが】

【図a-1 三間飛車だと▲6五の角打ちが】

四間飛車を経由せず、いきなり三間飛車に振ってしまうと相手から角交換して▲6五角と打つ筋が発生してしまします。この角打ちは▲4三角成と▲8三角成の両方を見ていて、馬を作られるのを受けられません。

この筋をあらかじめ受けておくため、四間飛車に組んで4三をまもっていたのです。玉を7二まで移動させ、8三に利きを作ってから改めて三間飛車に振りなおします。

 

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相手から素早く▲2四歩と仕掛けられたら?

▲2四歩の仕掛け

図1-1 からの指し手
▲2五歩、△6二玉、▲2四歩(図2-1)

【図2-1 ▲2四歩の仕掛けは?】

【図2-1 ▲2四歩の仕掛けは?】

図1-1 まで戻り、相手からいきなり仕掛けられた時の対応を見ていきます。まずは、相手が居玉で▲2四歩と飛車先の歩を伸ばしてきたときの指し方を確認していきましょう。

歩美
あっ!これじゃあいきなり飛車先を突破されそうです!

飛車が走ってきたタイミングで角交換

図2-1からの指し手
△2四歩、▲同飛、△8八角成(図2-2)

【図2-2 飛車が走ってきたら角交換】

【図2-2 飛車が走ってきたら角交換】

相手が飛車を走ってきたタイミングで△8八角成と角交換します。この高官の狙いは何でしょうか。もう少し進めてみましょう。

図2-2からの指し手
▲8八銀、▲3三角(図2-3)

【図2-3 飛車銀両取り】

【図2-3 飛車銀両取り】

交換した角を▲3三角と打てば飛車銀両取りになります。この切り返しの筋は角交換振り飛車でよく出てくる手筋です。

香介
この筋をよく覚えておこう!

△2六歩と垂らすのが手筋

図2-3からの指し手
▲2八飛、△2六歩(図2-4)

【図2-4 △2二飛~△2七歩成を狙う】

【図2-4 △2二飛~△2七歩成を狙う】

相手は△2八飛と指すのが、唯一飛車銀両取りを免れるための手ですが、ここで△2六歩と垂らしの歩を使うのが手筋です。これに対して▲同飛なら△8八角成と銀が取れ、放置するなら△2二飛~△2七歩成を狙っていきます。

歩美
直接△2七歩と打ち込むんじゃなくて、「垂れ歩」の手筋で金作りを狙うんですね!勉強になります!

 

銀にヒモをつけた後に▲2四歩と仕掛けられたら?

▲2四歩の仕掛け

図1-3 からの指し手
▲2四歩(図3-1)

【図3-1 先ほどと似ているが…?】

【図3-1 先ほどと似ているが…?】

今度は 図1-3 の局面から相手が仕掛けてきました。先ほどと似ている攻め筋ですが、微妙に違いがあります。

図3-1からの指し手
△2四歩、▲同飛、△8八角成、▲同銀(図3-2)

【図3-2 角打ちが両取りにならない】

【図3-2 角打ちが両取りにならない】

やはり飛車が走ってきたタイミングで角交換しますが、今度は△3三角と角を打っても両取りにならないことに注目してください。相手玉が銀にヒモをつけています。 図2-3 との違いを要確認です。

歩美
△8八角成に、▲同玉と取ってくれれば△3三角が王手飛車なのに…

今度は飛車をぶつける

図3-2からの指し手
△2二飛(図3-3)

【図3-3 飛車交換なら後手良し】

【図3-3 飛車交換なら後手良し】

ここでは、△2二飛と飛車をぶつけるのが好手です。飛車交換になれば、相手の8八の銀が玉の逃げ道を塞いでしまっている分わずかに後手が有利です。

△1二飛と香車にヒモをつけながら逃げる

図3-3からの指し手
▲2三歩、△1二飛(図3-4)

【図3-4 香車にヒモをつける】

【図3-4 香車にヒモをつける】

図3-3からは▲2三歩としてガジガジ攻めてこられるのが厄介です。ここでは△1二飛と香車にヒモをつけながら逃げておきましょう。飛車が窮屈ですが辛抱して反撃のチャンスを伺いましょう。

図3-4からの指し手
▲7七銀、△3二金、▲4八銀、△2二歩(図3-5)

【図3-5 後手の反撃!】

【図3-5 後手の反撃!】

図3-4から相手がぼんやりしていると、△3二金~△2二歩から反撃できます。ここから▲同歩成、△同飛と再び飛車交換を挑んでいけば、飛車の打ち込みに強い後手有利です。

ガジガジ攻めてこられたら…

図3-4 からの指し手
▲2二角(図3-6)

【図3-6 ガジガジ攻められる】

【図3-6 ガジガジ攻められる】

図3-4 から、相手が▲2二角と打ち込んでガジガジ攻めてきたときの手を見ていきましょう。このとき、こちらの1一の香車にヒモが付いているのがポイントで、飛車を1二以外のところに逃げていたら香車が助かりませんでした。

図3-6からの指し手
△3二金、▲3一角成、△同金、▲2二銀(図3-7)

【図3-7 さらにガジガジ】

【図3-7 さらにガジガジ】

こちらは△3二金と粘りますが、相手はさらに角を切って▲2二銀とガジガジ攻めていきます。ここで何か切り返す手はないでしょうか?

反撃の角打ち

図3-7からの指し手
(図3-8)

【図3-8 △4四角とぼんやり角打ち】

【図3-8 △4四角とぼんやり角打ち】

ここでは△4四角とぼんやり角を打ちます。2二に利きを足す意味がありますが、この角には他の狙いもあります。

図3-8からの指し手
▲3一銀不成、△3三角打(図3-9)

【図3-9 飛車取りと△8八角成を狙う】

【図3-9 飛車取りと△8八角成を狙う】

図3-8から△3三角と打てば、飛車取りを狙いつつ△8八角成も狙えます。この局面に成れば後手がかなり優勢でしょう。

香介
最後の手順はちょっと複雑だったね!相手がここで△3一銀不成とせずに△2八飛と引けばさらに難解な局面へ進むよ!
歩美
4→3戦法をさらに極めたい方は以下の棋書がオススメです!

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まとめ

香介
今回は4→3戦法を解説したよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 後手番でも石田流をさせる駒組み
  • 最初は四間飛車に振り、▲6五角を防ぐ
  • 玉を7二まで移動させたら三間飛車に振りなおす
  • ▲2四歩からの仕掛けには、角交換する
歩美
相手の出方を見ながら四間飛車と三間飛車をうまく使い分けられそうです!

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【図1-1 最初は四間飛車に振る】

【図1-1 最初は四間飛車に振る】

【図1-3 三間飛車に振りなおす】

【図1-3 三間飛車に振りなおす】

【図2-3 飛車銀両取り】

【図2-3 飛車銀両取り】

【図3-4 香車にヒモをつける】

【図3-4 香車にヒモをつける】