手筋

棒銀の中盤戦

投稿日: 12/15/2018 更新日:

歩美
前の記事で棒銀の攻め方を覚えました!でも相手にうまく対策されると攻めが決まりません…。
香介
前回は棒銀の狙いは飛車を龍に成らせることと解説したよね。でもじつは棒銀の狙いはそれ以外にもあるんだ!さまざまな狙いを知れば簡単には攻めは止められないはずだよ!

棒銀戦法は単純に2筋を突破するだけでなく、さまざまな狙いを秘めています。今回は棒銀の基本の形を覚えた次に学ぶべき、数々の攻め筋について解説していきます。

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参考棋書:最強棒銀戦法

香介
今回の記事は創元社の「最強棒銀戦法」を参考にしたよ

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歩美
それでは棒銀の攻め方を教えてください!

YouTubeの動画で棒銀を学ぶ

香介
今回の記事は動画でも解説しているよ!

歩美
サイトで学んだ内容を動画で復習すればバッチリですね!

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銀交換できれば棒銀は成功!?

テーマ図

【図1-1 棒銀の基本形】

【図1-1 棒銀の基本形】

図1-1は棒銀の基本形です。今回はこの形からの攻めを見てきましょう。後手は3二の金で2筋を守りつつ、銀も守りに加わっている堅い形です。

香介
後手の形は矢倉囲いの一部をイメージしているよ。
歩美
なるほど~!ところで矢倉囲いってなんでしたっけ!?
香介
矢倉囲いについては下の記事で解説しているよ!

 

まずは端から銀を使う

図1-1からの指し手
▲1五銀、△1四歩(図1-2)

【図1-2 端から銀を使うが…】

【図1-2 端から銀を使うが…】

先手は端から銀を使っていくのがセオリーです。対して後手は△1四歩として銀を追い払おうとしていきます。ここからはどう指せばよいのでしょうか?

歩美
せっかく前に出た銀がもう取られそうになってますよ!?

図1-2からの指し手
▲2四歩(図1-3)

【図1-3 銀取りには構わず攻める】

【図1-3 銀取りには構わず攻める】

図1-2からは銀取りに構わず▲2四歩として攻める手が成立します。これに対して後手が△1五歩と銀を取ってくれば、▲2三歩成として金銀両取りとなり、さらに2筋も突破できます。

香介
銀取りに構わず攻めていく形は前の記事にも出てきたね!

 

銀を交換する

図1-3からの指し手
△2四歩、▲同銀、△同銀、▲同飛、△2三歩(図1-4)

【図1-4 銀を交換する】

【図1-4 銀を交換する】

後手は図1-3から銀を取るとうまくいかないようなので、△2四歩として歩を取っていきます。そこからは▲同銀、△同銀、▲同飛と進み、銀を交換する流れになります。棒銀では、前に進めた銀を相手の守りの銀と交換できれば成功と覚えてください。

歩美
これで成功ですか~。なんだかパッとしないですねえ…。
香介
ここからどのように攻めていくかはこの後見ていくよ!

 

飛車は縦に引く

図1-4からの指し手
▲2八飛(図1-5)

【図1-5 飛車は縦に引く】

【図1-5 飛車は縦に引く】

図1-6では後手の打った歩が飛車取りに当たっているため飛車を逃げる必要がありますが、このときは▲2八飛と縦に引くようにしましょう。場合によっては▲3四飛と横の歩を取る方が良い形もありますが、特に初心者の方は縦に飛車を引いてじっくり攻めていく形をまず覚えましょう。

香介
最初のテーマ図と比べると、先手は銀と歩が持ち駒になっているのがわかるかな?この銀と歩をうまく使って攻めていくのが棒銀の醍醐味なんだ!

 

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銀交換後の攻め筋

テーマ図

【図2-1 銀交換後の攻め方】

【図2-1 銀交換後の攻め方】

図2-1は、棒銀で銀交換した後の図です。図1-5とは違い、先手は▲1六歩と端歩を突いている形です。ここから持ち駒の銀と歩を使って相手陣を崩していきましょう。

歩美
どこから手を付けていいのかわかりません…。

 

端攻めを見せる

図2-1からの指し手
▲1五歩、△同歩、▲1三歩(図2-2)

【図2-2 端攻めを見せる】

【図2-2 端攻めを見せる】

図2-1からは端から攻めていくのが手筋です。図2-2の▲1三歩に対して、後手が放置すれば次に▲1五香と走れます。また△同桂と桂馬で歩を取れば、次に▲1五香~▲1四歩として桂馬を取りに行けます。

香介
この攻め筋は端攻めの基本だよ!使える場面は本当に多いから覚えておこう!

 

銀打ちで決まり!

図2-2からの指し手
△1三香、▲1二銀(図2-3)

【図2-3 次に▲2一銀成と▲2三銀成がある】

【図2-3 次に▲2一銀成と▲2三銀成がある】

後手は△1三香として歩を取ってきましたが、今度は▲1二銀という手が厳しい攻めです。次に▲2一銀成と桂馬を取る手と、▲2三銀成、△同金、▲同飛成と進む手の2つの狙いがあり、後手はこれらを同時に受けることができません。

歩美
なるほど!相手の香車が上がって空いたスペースに銀を打つんですね!
香介
ほかにも銀を使った手筋をたくさん知っておくと、銀交換の後の方針が立てやすくなるよ!

 

棒銀での端攻め

テーマ図

【図3-1 端歩が突いてある】

【図3-1 端歩が突いてある】

次のテーマ図に移ります。今度は先手が棒銀で攻める前に後手があらかじめ△1四歩と突いてある形です。ここからは▲3五歩として3筋から攻めていき銀交換を狙う形もありますが、今回は別の手筋を見ていきましょう。

歩美
これじゃあ端から銀を使えないです。

 

無理やり銀を端に進出させる

図3-1からの指し手
▲1五歩、△同歩、▲同銀(図3-2)

【図3-2 無理やり銀を前に出す】

【図3-2 無理やり銀を前に出す】

図3-1からは、▲1五歩、△同歩としてから▲同銀と銀を前に出すのがポイントです。端歩を捨ててから無理やり銀を前に出す手が成立します。一見するとただ駒損してしまいそうですが、さらに数手進めます。

歩美
ここから△1五香、▲同香と進んだら銀香交換の駒損ですよ!?

 

垂らしの歩の手筋

図3-2からの指し手
△1五香、▲同香、△1三歩、▲1二歩(図3-3)

【図3-3 次に歩成を狙う垂らしの歩】

【図3-3 次に歩成を狙う垂らしの歩】

図3-2から△1五香、▲同香として銀香交換の駒損ですが、その後の△1三歩に対して▲1二歩と垂らす手が厳しい攻めです。これは次に1一歩成とと金を作る手を狙っています。

香介
これは知らないと指せない手かもね!こうやって次に歩成を狙うような歩打ちを「垂らしの歩」というよ!

 

香車の2段ロケット

図3-3からの指し手
△2二銀、▲1九香(図3-4)

【図3-4 香車の2段ロケット】

【図3-4 香車の2段ロケット】

後手は△2二銀として粘ってきますが、今度は先ほど手にした香車を打って端から猛攻を仕掛けましょう。ここからは▲1一歩成、△同銀、▲1三香成、△同桂、▲同香成という手を狙っていきます。

香介
▲1三香成と香車を走る前に、▲1一歩成、△同銀として相手の銀を戦場から遠ざけるのを忘れないでね!

補足
角交換のときに使える手筋

【図a-1 お互いに角を持っている】

【図a-1 お互いに角を持っている】

図a-1のような局面を考えてみます。図3-3での垂らしの歩に対して△2二銀と受けてきたところですが、今回は角交換をしていてお互いに角を持っているのがポイントです。

【図a-2 相手の飛車を狙う】

【図a-2 相手の飛車を狙う】

図a-1から▲1一歩成、△同銀と進んだ後、▲8四香と相手の飛車に狙いをつける手があります。後手はこれに対して飛車を逃げると▲8一香成と桂馬を取れます。

【図a-3 飛車銀両取り】

【図a-3 飛車銀両取り】

図a-2から△同飛と香車を取ってきたところで▲6六角と打てば飛車銀両取りです。この手筋は角換わりの将棋で出ています。ただしこの後▲1一角成と銀をとってもトータルで見ると香損しているので、馬を使ってうまく攻めをつないでいく必要があります。

 

まとめ

香介
今回は棒銀で使える攻め筋を見てきたよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 銀交換できれば棒銀は成功
  • 相手の香車を浮かせてから▲1二銀と打つ
  • 銀を使った端攻め、銀香交換から攻める
  • ▲1二歩と垂らす
歩美
棒銀の後の攻め方がわかりました!すぐ実戦で使えそうな手筋ばかりでしたね!

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