角交換振り飛車

ダイレクト向かい飛車

投稿日:

歩美
角交換四間飛車を勉強してて思ったんですけど、一度四間飛車に振ってから向かい飛車に振りなおす変化が結構多いですよね?あれって、いきなり向かい飛車に振った方がいいんじゃないでしょうか?
香介
各行k何振り飛車で、いきなり向かい飛車に振る変化は「ダイレクト向かい飛車」と呼ばれているよ!角交換四間飛車とは少し違った変化があるんだ!

今回の記事では、ダイレクト向かい飛車の指し方を解説していきます。

youtubeもやってます
おすすめ記事
Sponsored link

参考棋書:ダイレクト向かい飛車徹底ガイド

香介
今回の記事は、マイナビ出版の「ダイレクト向かい飛車徹底ガイド」を参考にしたよ!

Kindle Unlimitedに登録すれば今なら30日間無料で棋書が読み放題!気になる棋書をチェック!

Kidle Unlimitedで読める棋書はこちら

Kindle Unlimitedを無料体験

歩美
それでは、ダイレクト向かい飛車の指し方を教えてください!

 

ダイレクト向かい飛車の駒組み、後手番で使うのが基本

後手から早々に角交換!

テーマ図

【図1-1 後手からいきなり角交換!】

【図1-1 後手からいきなり角交換!】

図1-1は、初手から▲7六歩、△3四歩、▲8四歩、△8八角成と進んだ局面です。ダイレクト向かい飛車では、このように後手からいきなり角交換していくのが基本の形です。今回はこの局面からダイレクト向かい飛車の指し方を見ていきます。

※盤面を反転して後手の立場で解説していきます。

香介
ダイレクト向かい飛車は、後手番で相手が居飛車であることを確認してから角交換するのが基本だよ!

△3三銀~△2二飛と向かい飛車に回る

図1-1からの指し手
▲8八銀、△2二銀、▲6八玉、△3三銀、▲4八銀、△2二飛(図1-2)

【図1-2 ダイレクト向かい飛車の基本形】

【図1-2 ダイレクト向かい飛車の基本形】

銀を3三の地点まで移動させてから、いきなり△2二飛と向かい飛車に回るとダイレクト向かい飛車の基本形になります。

歩美
向かい飛車にせずに、一度四間飛車に回ると角交換四間飛車の形になりますね!

片美濃に囲って、逆棒銀の攻めを狙う

図1-2からの指し手
▲7七銀、△6二玉、▲7八玉、△7二玉、▲5八金右、△8二玉、▲2五歩、△7二銀(図1-3)

【図1-3 片美濃まで組めれば穏やかな展開に】

【図1-3 片美濃まで組めれば穏やかな展開に】

図1-2から、片美濃囲いまで組めれば穏やかな展開になっていきます。この局面は角交換四間飛車の形から向かい飛車に振りなおす変化に合流していき、逆棒銀の攻めを狙っていけます。

香介
この局面から逆棒銀で攻めていく手順については、以下の記事で解説しているよ!

▲6五角の筋違い角には、△7四角が切り返し!

図1-2 からの指し手
▲6五角(図1-4)

【図1-3 ▲6五角がダイレクト向かい飛車の弱点】

【図1-3 ▲6五角が弱点】

図1-2 に戻り、相手からの別の指し手を見ていきます。ここでは▲6五角と筋違いに角を打つのが急所で、次に▲8三角成と▲4三角成の2つの狙いがあります。一見するとここで振り飛車が劣勢にも見えますが、切り返しがあります。

歩美
四間飛車に組んでいれば、4三の地点に利きができるのでこの角打ちの心配はなかったんですね!

図1-3からの指し手
△7四角(図1-4)

【図1-5 切り返しの△7四角】

【図1-5 切り返しの△7四角】

▲6五角に対しては、△7四角と打ち返すのが切り返しで、これで互角の変化になっていきます。ここから相手は▲同角と取る手や、▲4三角成と馬を作る手がありますので、順に変化を見ていきます。

 

△7四角に、▲4三角成の変化

▲4三角には、金で馬を取れる形に

図1-5 からの指し手
▲4三角成、△5二金右(図2-1)

【図2-1 相手の角を捕獲】

【図2-1 相手の角を捕獲】

図1-5 から、▲4三角成と馬を作ってきた変化を見ていきます。これには、金を上がって馬を捕獲することができます。

相手も角を取って、力戦調の将棋に

図2-1からの指し手
▲5二馬、△同金、▲7五金(図2-2)

【図2-2 こちらの角も捕獲される】

【図2-2 こちらの角も捕獲される】

相手の馬を捕獲できましたが、▲7五金でこちらの角も捕獲されてしまいます。これで互角の変化となり、力戦調の将棋となっていきます。

香介
相手は、ここから好きなタイミングで角を取ることができるよ!まだまだ難しい展開が続くけど互角の変化だね!

 

Sponsored link

△7四角に、▲同角の変化

△7四角、▲同角、△同歩から、さらに7筋につっかける

図1-5 からの指し手
▲7四角、△同歩、▲7五歩(図3-1)

【図3-1 7筋からつっかける】

【図3-1 7筋からつっかける】

図1-5 に戻り、別の変化を見ていきます。△7四角に対して今度は相手は▲同角と再び角交換してきました。ここでさらに▲7五歩と歩を捨てていくのが鋭い手です。

香介
この局面からは、△7二飛と回って居飛車風の駒組みに切り替えていく指し方も有力だよ!ただし、今回は向かい飛車のまま進めていく順を見ていこう!

もう一度筋違いに角を打つのが狙い

図3-1からの指し手
△7五歩、▲6五角(図3-2)

【図3-2 再び▲6五角が狙い】

【図3-2 再び▲6五角が狙い】

7筋の歩を突き捨てて、もう一度▲6五角と打つのが相手の狙いでした。今度は△7四角と切り返すことはできません。今度は持ち駒の歩を活かした切り返しがないでしょうか?

歩美
うーん…これだと振り飛車が指しにくそうですが…

角成を受けずに、△2四歩が手筋

図3-2からの指し手
△2四歩(図3-3)

【図3-3 角成を受けずに攻めていく】

【図3-3 角成を受けずに攻めていく】

ここでは、相手の角成を受けずに△2四歩と突いていくのが手筋です。もう少し手を進めて、この手の狙いを見ていきましょう。

馬を作られても、飛車銀両取りの狙いが…

図3-3からの指し手
▲4三角成、△5二金右、▲6五馬(図3-4)

【図3-4 一度は馬をはじいておく】

【図3-4 一度は馬をはじいておく】

図3-3から、相手は▲4三角成と馬を作ってきたら、一度は金で馬を弾いておきましょう。

図3-4からの指し手
△2五歩、▲同歩、△2六歩(図3-5)

【図3-5 持駒の歩を垂らす】

【図3-5 持駒の歩を垂らす】

2筋の歩を突き捨てて、△2六歩と垂らすのが狙いです。もし相手が放っておいたら、次に△2五飛から△2七歩成を狙っていきます。

図3-5からの指し手
▲2六飛、△4四角(図3-6)

【図3-6 飛車銀両取り】

【図3-6 飛車銀両取り】

相手が▲2六飛と歩を取ってきたら、△4四角が狙いです。これで飛車銀両取りとなり、ダイレクト向かい飛車側が優勢の変化です。

歩美
あっ!こんな切り返しがあったんですね!

▲3二玉と寄られたら、こちらも筋違い角で攻める

図3-3 からの指し手
▲3二玉(図3-7)

【図3-7 銀にヒモをつけてきた】

【図3-7 銀にヒモをつけてきた】

図3-3 に戻り、別の変化を見ていきます。ここで▲3二玉と寄って銀にヒモをつけるのが居飛車側の手筋です。こうなると飛車銀両取りの角打ちは狙えません。

図3-7からの指し手
△5四角(図3-8)

【図3-8 またしても角を合わせる】

【図3-8 またしても角を合わせる】

ここでも、角を合わせていくのが切り返しです。ここからさらに数手進めてみましょう。

図3-8からの指し手
▲8三角成、△2五歩、▲同歩、△2七歩(図3-9)

【図3-9 やはり2筋の逆襲を狙う】

【図3-9 やはり2筋の逆襲を狙う】

ここでも、やはり2筋の逆襲を狙っていきます。2筋の歩を突き捨てて△2七歩と打ち込むのが好手です。相手の飛車が逃げたら△2五飛と走って攻めを続けていきましょう。

香介
ダイレクト向かい飛車は、乱戦っぽくなる変化が多かったね!これ以降の手順や、今回紹介しきれなかった指し方については、以下の棋書で詳しく解説しているよ!

 

先手でダイレクト向かい飛車を使う手順

2手目△8四歩に対してのダイレクト向かい飛車

初手からの指し手
▲7六歩、△8四飛、▲6八銀(図4-1)

【図4-1 銀を上がって角交換を待つ】

【図4-1 銀を上がって角交換を待つ】

今までは、後手番でダイレクト向かい飛車に組む手順を見てきましたが、ここからは先手番での指し方を簡単に見ていきます。初手は▲7六歩と角道を開けるのが基本です。まずはここで相手が△8四飛と飛車先を伸ばしてきたら、▲6八銀としておきましょう。

図4-1からの指し手
△3四歩、▲2二角成、△同銀、▲7七銀(図4-2)

【図4-2 ここから向かい飛車に構える】

【図4-2 ここから向かい飛車に構える】

図4-1から相手が角道を開けたら角交換して、ダイレクト向かい飛車の形を目指していきます。

香介
ちなみに、相手が角道を開けてくれなかったら、▲7七角~▲6六歩として普通の振り飛車の形にしておくのも手だよ!

2手目△3四歩に対してのダイレクト向かい飛車

初手からの指し手
▲7六歩、△3四歩(図4-3)

【図4-3 相手が2手目に角道を開けたら?】

【図4-3 相手が2手目に角道を開けたら?】

今度は、初手から▲7六歩、△3四歩と進んだ場合を見てみましょう。こちらが角道を開けた手に対して相手も角道を開けてきました。

図4-3からの指し手
▲2二角成、△同銀、▲8八銀、△8四歩、▲7七銀(図4-4)

【図4-4 先ほどと同じ形に 】

【図4-4 先ほどと同じ形に 】

先手からいきなり角交換して先ほどと同じような形になりました。ここから向かい飛車に構えてダイレクト向かい飛車の形にしていきます。

歩美
相手が居飛車にする前に角交換しちゃうんですね…相振り飛車になるような変化もありそうです…

 

まとめ

香介
今回は、ダイレクト向かい飛車の指し方を解説したよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 角交換して、△3三銀~△2二飛と向かい飛車にするのが基本
  • ▲6五角には△7四角が切り返し
  • ▲4三角成に対しては金で馬を捕獲
  • もう一度角交換して▲6五角に対しては、△2四歩から2筋の逆襲を狙う
歩美
結構複雑な変化も多かったですね…

-角交換振り飛車
-, ,

執筆者:

youtubeもやってます

関連記事





comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です




【図1-2 ダイレクト向かい飛車の基本形】

【図1-2 ダイレクト向かい飛車の基本形】

【図1-5 切り返しの△7四角】

【図1-5 切り返しの△7四角】

【図3-3 角成を受けずに攻めていく】

【図3-3 角成を受けずに攻めていく】