四間飛車

藤井システムvs居飛車穴熊

投稿日: 02/26/2020 更新日:

歩美
藤井システムってどうやって指すんですか!?なんだか難しいイメージがあります…
香介
今回は、藤井システムで居飛車穴熊を崩す手順を解説していくよ!

今回の記事では、藤井システムで居飛車穴熊を攻めていく方法を解説していきます。

四間飛車の定跡まとめへ戻る

youtubeもやってます
おすすめ記事
Sponsored link

参考棋書:四間飛車vs居飛車穴熊

香介
今回の記事は、マイナビ出版の「四間飛車VS居飛車穴熊」を参考にしたよ!藤井システムで戦う手順が詳しく解説されている棋書なんだ!

Kindle Unlimitedに登録すれば今なら30日間無料で棋書が読み放題!気になる棋書をチェック!

Kidle Unlimitedで読める棋書はこちら

Kindle Unlimitedを無料体験

歩美
それでは、藤井システムで居飛車穴熊を崩す手順を教えてください!

 

藤井システムvs居飛車穴熊の駒組み

藤井システムの基本形

テーマ図

【図1-1 藤井システムの基本形】

【図1-1 藤井システムの基本形】

図1-1は、藤井システムの基本形です。今回の記事では、この形から相手が居飛車穴熊に組んできたときの指し方を見ていきます。

歩美
藤井システムの基本形までの指し方は、以下の記事で解説しています!

早めに桂馬を跳ねて、角道を閉じさせる

図1-1からの指し手
△3三角、▲3六歩、△2二玉、▲3七桂(図1-2)

【図1-2 居玉のまま桂馬を跳ねる】

【図1-2 居玉のまま桂馬を跳ねる】

藤井システムの基本形から、相手は△3三角と上がって玉を深く囲ってきました。この場合は、素早く桂馬を使っていくのがポイントです。この桂跳ねは、次に▲4五桂と跳ねて角銀両取りを狙っています。

香介
玉を囲わないで駒組みを進めていくのが藤井システムの特徴だよ!

図1-2からの指し手
△4四歩、▲6五歩(図1-3)

【図1-3 相手が角道を閉じたらこちらは開ける】

【図1-3 相手が角道を閉じたら…】

相手は△4四歩としてこちらが▲4五桂と跳ねる手を防いできました。このタイミングで▲6五歩と角道を開けます。相手の角道が閉じたのを見てこちらが角道を開ければ、角交換から乱戦にされる手順を防げます。

相手が穴熊に組んだら、端歩を伸ばしておく

図1-3からの指し手
△1二香、▲1五歩(図1-4)

【図1-4 穴熊に組まれそうなら▲1五歩】

【図1-4 穴熊に組まれそうなら▲1五歩】

相手が△1二香として穴熊を組む準備をしてきました。この場合は、▲1五歩として端歩を伸ばしておきます。この手は、将来的に端から穴熊を攻めていく順を狙っています。

図1-4からの指し手
△1一玉(図1-5)

【図1-5 穴熊が完成する前に…】

【図1-5 穴熊が完成する前に…】

相手は△1一玉として深く囲ってきました。次に△2二銀と指されてしまうと穴熊が完成してしまうため、このタイミングで一気に攻めていきましょう。

香介
ここからは、▲2五桂と仕掛ける順と▲4五歩と仕掛ける順があるよ!それぞれ見ていこう!

 

藤井システムの仕掛け① ▲2五桂から攻める

▲2五桂から、角のラインを使って攻める

図1-5 からの指し手
▲2五桂(図2-1)

【図2-1 ▲2五桂からの仕掛け】

【図2-1 ▲2五桂からの仕掛け】

まずは、 図1-5 から▲2五桂と仕掛けていく順を見ていきましょう。この手は角取りになっているため、相手はもちろん角を逃がす必要があります。

図2-1からの指し手
△2四角、▲4五歩(図2-2)

【図2-2 △同歩と取ることができない】

【図2-2 △同歩と取ることができない】

相手が角を逃がしたら、▲4五歩と突いていきましょう。こちらの角の利きが相手の玉に向いているため、ここで相手は△同歩と歩を取ることができません。

歩美
あっ!相手が△2二銀と指す前に仕掛けた効果が出ていますね!

端から攻め倒せ!

図2-2からの指し手
△4六角、▲1三桂成(図2-3)

【図2-3 桂馬を捨てて端から攻める】

【図2-3 桂馬を捨てて端から攻める】

相手が△4六角と香車取りに角を飛び出してきましたが、こちらは端から攻め合っていきます。いきなり▲1三桂成と桂馬を捨てていくのが早い攻めです。

図2-3からの指し手
△1三香、▲1四歩、△1九角成、▲1三歩成、△同桂、▲1四歩(図2-4)

【図2-4 攻め合いならこっちが有利】

【図2-4 攻め合いならこっちが有利】

図2-3から、相手も馬を作って攻めてきますが、構わず端をガジガジ攻めていきます。こちらは居玉で駒組みを進めているため、1九の馬が玉から遠く、相手は攻め切れません。

歩美
居玉での駒組みが逆に有利に働いていますね!

端攻め+角のナナメの攻めで優勢に!

図2-4からの指し手
△2五桂、▲1三歩成(図2-5)

【図2-5 と金捨てがポイント】

【図2-5 と金捨てがポイント】

相手は取られそうな桂馬を△2五桂として逃がしますが、構わず▲1三歩成とするのが好手です。一見すると歩をタダで捨てているようですが、狙いは何でしょうか?

香介
相手は△3七桂成からの攻めがあるけど、まだまだこちらの玉は寄らないよ!

図2-5からの指し手
△1三銀、▲4三歩成(図2-6)

【図2-6 空き王手で勝勢に!】

【図2-6 空き王手で勝勢に!】

相手の銀が動けば、▲4三歩成が空き王手になります。この形になれば相手玉は一気に寄ってしまいます。

歩美
藤井システムの攻めが完全に決まりましたね!

 

Sponsored link

藤井システムの仕掛け② ▲4五歩から仕掛ける

角交換から攻めていく

図1-5 からの指し手
▲4五歩(図3-1)

【図3-1 ▲4五歩からの仕掛け】

【図3-1 ▲4五歩からの仕掛け】

図1-5 に戻り、今度は▲4五歩からの仕掛けを見ていきましょう。ここから相手の角道をこじ開けていきます。

桂頭を狙っていくのがポイント

図3-1からの指し手
△4五歩、▲3三角成、△同桂、▲3五歩(図3-2)

【図3-2 桂頭を狙っていく】

【図3-2 桂頭を狙っていく】

相手の角道が開いたら、角交換して△同桂と桂馬を跳ねさせます。そこで跳ねた桂馬を狙うため▲3五歩と突いていくのが鋭い狙いです。▲3五歩に△同歩なら、3四の地点が隙になります。

香介
桂の頭を狙っていこう!

端から歩をゲットする

図3-2からの指し手
△3五歩、▲1四歩(図3-3)

【図3-3 端から歩を取りに行く】

【図3-3 端から歩を取りに行く】

もし持ち駒に歩があれば、▲3四歩と歩を打って相手の桂馬を取りに行けます。そこで▲1四歩と端から歩を1枚とりに行くのが手筋です。

図3-3からの指し手
△1四歩、▲同香、△同香、▲3四歩(図3-4)

【図3-4 桂頭に歩を打って攻める】

【図3-4 桂頭に歩を打って攻める】

端から取ってきた歩を相手の桂頭に打って攻めていきます。香損していますが、攻めがつながれば相手玉を寄せられます。

攻め合いなら藤井システムが有利

図3-4からの指し手
△3六歩、▲3三歩成、△3七歩成、▲2三と(図3-5)

【図3-5 攻め合いならこちらが有利】

【図3-5 攻め合いならこちらが有利】

相手は桂取りが受からないため、△3六歩から攻め合っていきますが、攻め合いなら藤井システム有利です。図3-5の局面は、▲1二歩、△2三玉、▲1三桂の詰めろとなっていて、こちらの攻めが早いです。

歩美
居玉で駒組みしたおかげで相手の攻めがこっちの玉に届いていないですね!

 

居飛車側の工夫、松尾流穴熊の駒組み

図1-3からの指し手
△4三金、▲1五歩、△3二金(図4-1)

【図4-1 穴熊の形を保留】

【図4-1 穴熊の形を保留】

図1-3から、相手が工夫してきたときの駒組みを少しだけ見ていきます。相手は△4三金と上がることで、4四の地点に利きを足していきます。さらに穴熊に囲うのを保留して、△3二金と上がっておくのも駒組みの特徴です。この形からは、松尾流穴熊に組むこともでき柔軟に変化できます。

香介
ここからはさらに応用的な指し手になっていくよ!藤井システムをもっと学びたいという方は以下の本も参考にしてみてね!

四間飛車の定跡まとめへ戻る

 

まとめ

香介
今回の記事では、藤井システムで居飛車穴熊と戦う順を見てきたよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 素早く桂馬を跳ねて、端歩を詰める
  • 角のラインを使った攻めと、端からの攻めを狙う
  • ▲2五桂~▲4五歩から攻める
  • ▲4五歩~▲3五歩から攻める
歩美
実戦で真似してみたい攻め筋がたくさんありましたね!

四間飛車の定跡まとめへ戻る


-四間飛車
-, ,

執筆者:

youtubeもやってます

関連記事

将棋動画が見放題!dTVチャンネルに無料登録!

広告をスキップ 



dTVチャンネル将棋プラス登録はこちら


dTVチャンネルの「将棋プラス」では、将棋タイトル戦の生放送や、初心者にもわかりやすい講座などが登録するだけで見放題です。

dTVチャンネル将棋プラス登録はこちら


 




comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です




【図1-5 穴熊が完成する前に…】

【図1-5 穴熊が完成する前に…】