横歩取り

横歩取り △3三角型空中戦法

投稿日: 02/01/2020 更新日:

歩美
今回も横歩取りの指し方を教えてください!
香介
この記事では、横歩取り△3三角型空中戦法の基本を解説していくよ!

今回の記事では、横歩取り△3三角型空中戦法の基本の指し方を解説していきます。

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参考棋書:早分かり 横歩取り定跡ガイド

香介
今回の記事はマイナビ出版の「早分かり 横歩取り定跡ガイド」を参考にしたよ!

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歩美
それでは横歩取り△3三角型空中戦法の指し方を教えてください!

 

YouTubeの動画で学ぶ、横歩取り定跡

ゼロから始める将棋研究所のYouTubeチャンネルでは、動画で横歩取りの定跡を学べます。動画の内容は、ブログ記事とほとんど同じものとなっています。

香介
動画で気軽に勉強してもいいし、ブログ記事で読みたいところだけかいつまんでみるのもいいね!

歩美
まずは動画で学習して、ブログ記事で復習するのもおすすめです!

 

△3三角型空中戦法の基本形

横歩取りの基本形

テーマ図

【図1-1 横歩取りの基本形】

【図1-1 横歩取りの基本形】

図1-1は横歩取りの基本形です。今回はこの形から△3三角型空中戦法の変化を見ていきます。

歩美
横歩取りの基本形までの指し方は以下の記事を参考にしてみてください!

△3三角と上がるのが空中戦法

図1-1からの指し手
△3三角(図1-2)

【図1-2 △3三角型空中戦法】

【図1-2 △3三角型空中戦法】

横歩取りの基本形から、△3三角とするのが空中戦法の形です。ここからどのように駒組みを進めていくのか見ていきます。

▲3六飛と引くのがよく指される形

図1-2からの指し手
▲3六飛(図1-3)

【図1-3 ▲3六飛と横歩を守るのが形】

【図1-3 ▲3六飛と横歩を守るのが形】

△3三角型空中戦法の形からは、▲3六飛とするのが基本の形です。この手は次に△7六飛として歩を取られる順を防いでいます。

香介
ここで▲3六飛の代わりに▲5八玉とするのは「青野流」、▲6八玉とするのは「勇気流」と呼ばれているよ!

 

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空中戦法、序盤の駒組み

△8四飛として飛車の活用を狙う

図1-3からの指し手
△8四飛(図2-1)

【図2-1 次に△2四飛を狙う】

【図2-1 次に△2四飛を狙う】

後手は飛車が8六にいると活用しづらいので、△8四飛と引いておきます。この手は△2四飛と回る手を見せつつ、将来飛車を攻められたらおとなしく△8二飛と引く手も残しています。

△2四飛と回られる手を防ぐ

図2-1からの指し手
▲2六飛(図2-2)

【図2-2 飛車を2筋に戻る】

【図2-2 飛車を2筋に戻る】

図2-1から後手に△2四飛と指されると▲2八歩と受けるしかありません。そうなると持ち駒の歩を手放すだけでなく、玉の逃げ道も狭くなるうえに2筋に歩を打って攻めることもできなくなります。そのためここであらかじめ▲2六飛としておいてつぎの△2四飛を防いておきます。

香介
図2-2では先手と後手がほとんど同じ形なのがわかるかな?先手は歩を1枚多く持っているかわり、後手の方が駒を前に進めていて手得しているんだ!

▲8七歩として乱戦を防ぐのが定跡

図2-2からの指し手
△2二銀、▲8七歩(図2-3)

【図2-3 しっかり守っておく】

【図2-3 しっかり守っておく】

▲2六飛は次に桂馬取りに当たっているため、後手は△2二銀と受けてきました。ここで先手はいったん▲8七歩として守りの手を指しておきましょう。これは将来的に△8八角成、▲同銀、△4四角といった乱戦含みの攻めを防いでいます。

歩美
序盤の一手一手からかなり気を使いますね…

中住まい~金開きに組むのが基本の形

図2-3からの指し手
△5二玉、▲5八玉(図2-4)

【図2-4 中住まいに構える】

【図2-4 中住まいに構える】

図2-3まで進んだら、玉の囲いに手を付けておきましょう。横歩取りでは、玉を1手だけ前に進める「中住まい(なかずまい)」という囲いがよく指されています。玉の堅さはありませんが、1手で4筋、5筋、6筋の歩にヒモが付くので横歩取りのような乱戦含みの戦法とは相性がいいです。自陣に飛車や角の打ち込みが少なくなるのもポイントです。

歩美
へえー!こんな囲いもあるんですね!

図2-4からの指し手
△6二金、▲3八金、△6二銀、▲4八銀(図2-5)

【図2-5 金開きに組む】

【図2-5 金開きに組む】

中住まいに組んだら、▲3八金~▲4八銀と構えるのが基本形です。この形は金開きとも呼ばれていて、中住まいの一種です。

香介
ここまでが△3三角型空中戦法の基本の指し方だよ!ここからの攻め手や方針については以下の棋書も参考にしてみてね!

 

序盤の変化、乱戦での手筋を覚えよう

角交換から△4四角の変化

図2-2 からの指し手
△8八角成、▲同銀、△3八歩(図3-1)

【図3-1 この手の狙いは…?】

【図3-1 この手の狙いは…?】

図2-2 まで戻り、別の変化を見ていきます。ここから後手が角交換して△3八歩と打ってくる変化があります。後手の狙いが見えませんが、もう少し進めてみます。

図3-1からの指し手
▲3八銀、△4四角(図3-2)

【図3-2 角交換からの乱戦】

【図3-2 角交換からの乱戦】

後手は△4四角と打つのが狙いでした。この手は次に飛車を取る手と、△8八角成、▲同金、△同飛成の2つの狙いがあります。結論を言うと、この変化は先手がよくなりますが、正しい受け方を知らないと攻め潰されてしまいます。

香介
ちなみに、あらかじめ△3八歩、▲同銀の手が入ってないと▲2八飛で受けられるよ!飛車を逃がしながら横効きで8八の地点を守れるんだ!

図3-2からの指し手
▲2一飛成、△8八角成、▲同銀、△同飛成(図3-3)

【図3-3 一見すると後手が優勢だが…】

【図3-3 一見すると後手が優勢だが…】

図3-2から、攻め合いの展開になりました。この局面は次に△4八銀、▲同金、△6八金、▲4九玉、△8九龍の詰めろです。先手の敗勢に見えますが、ここで切り返しの一手があります。

図3-3からの指し手
▲3二龍、△同金、▲3三角(図3-4)

【図3-4 王手飛車で大逆転!】

【図3-4 王手飛車で大逆転!】

龍を切って王手飛車の角打ちの切り返しがあります。これで次に▲8八角成と相手の龍を取ってしまえば、先手が一気に大優勢になります。

歩美
あっ!この王手飛車が気持ちがいいですね!

先手の攻め筋、中住まいにしないと…?

図2-3 からの指し手
△6二金、▲3三角成(図3-5)

【図3-5 先手から攻めていく】

【図3-5 先手から攻めていく】

今度は 図2-3 から別の変化を見ていきます。先ほどはここで後手が△5二玉と中住まいにしましたが、別の手を指してしまうと▲3三角成から攻めていく手があります。

香介
ここで相手が△同金なら▲2二飛成、△同銀なら▲2一飛成で勝勢だ!

図3-5からの指し手
△3三桂、▲2一角(図3-6)

【図3-6 急所の角打ち】

【図3-6 急所の角打ち】

▲3三角成には△同桂と取るよりありませんが、ここで2一の空いたスペースに角を打つのが急所です。金取りに当たっていますが、金を逃げると▲4三角成があります。

歩美
もし後手が中住まいにしていたら、△3二金とされちゃいますね!

図3-7からの指し手
△4二玉、▲3二角成、△同玉、▲4二金(図3-8)

【図3-7 送りの手筋で勝勢】

【図3-7 送りの手筋で勝勢】

図3-6からは△4二玉などと玉で受けるしかありませんが、角金交換から▲4二金で勝勢です。後手はこれに△同玉なら▲2二飛成で決まってしまいます。

香介
横歩取りは定跡からちょっと外れると一気に乱戦になってしまうよ!攻めや受けの手筋を覚えておこう!

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まとめ

香介
今回は横歩取り△3三角型空中戦法の指し方を解説したよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 横歩取りの基本形から△3三角とするのが空中戦法
  • ▲3六飛と引いて横歩を守る
  • ▲2六飛として2筋に戻る
  • 中住まいから金開きの形に組むのが基本
歩美
序盤から激しい変化もあって難しかったです!少しずつ実戦で試して覚えていきます!

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【図2-2 飛車を2筋に戻る】

【図2-2 飛車を2筋に戻る】

【図2-3 しっかり守っておく】

【図2-3 しっかり守っておく】