今回の記事では、棒銀とともに使われることの多い囲いを7つ紹介します。これらの囲いをうまく使いこなせるようになれば、初心者同士の対局にはまず負けないようになるでしょう。
棒銀の基本の形
図1-1は棒銀の基本の形です。飛車、銀、歩が一直線に並んでいるのが特徴で、シンプルながら強力な攻撃の陣形です。今回は、この棒銀の陣形と合わせて使われる守りの陣形について解説していきます。
相居飛車で使われる囲い、矢倉囲いが基本
矢倉囲い
棒銀で使われる定番の囲いと言えば、矢倉囲いになります。囲いに手数がかかる代わり、ガッチリ玉を守ることができます。
カニ囲い
カニ囲いは、矢倉囲いよりも少なり手数で囲うことができるのが魅力です。玉の守りは薄いですが、素早く攻めたい人にはオススメの囲いです。
カニ囲いから通常の矢倉囲いに発展させることもできます。
兜矢倉
兜矢倉は、角交換の将棋でよく使われる囲いです。少ない手数で囲うことができるうえ、自分の陣地に角を打たれるスキが少ないのもポイントです。また兜矢倉から通常の矢倉囲いに発展させていくこともできます。
対振り飛車で使われる囲い、舟囲いを覚えよう
7九銀型舟囲い
相手が振り飛車の構えを取ってきたときは、矢倉囲いよりも舟囲いに組むのがオススメです。舟囲いは、縦からの攻めには弱いため相居飛車では使われませんが、横からの攻めには意外と耐久力があります。
6八金型舟囲い
7九銀型の舟囲いをさらに発展させると、図3-2のような6八金型の舟囲いになります。好みに合わせて使い分けていきましょう。
まとめ
- 相手が居飛車なら矢倉囲いを使う
- 相手が振り飛車なら舟囲いを使う