横歩取り

横歩取り4五角戦法

投稿日: 01/27/2019 更新日:

歩美
横歩取りを勉強したいんですけど何からやったらいいのかわかりません…。変化も多いし、ハメ手みたいな攻めもたくさんあって大変です…。
香介
まずは△4五角戦法から覚えてみるのはどうかな?アマチュアの横歩取りでは頻出の形だし、知らないと指せないような手も多いから横歩取りを指すなら必修の定跡なんだ!

今回は横歩取り△4五角戦法の指し手や、その対策について解説していきます。

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香介
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歩美
それでは4五角戦法の指し方と対策を教えてください!

4五角戦法の基本図

テーマ図

【図1-1 横歩取りの基本形】

【図1-1 横歩取りの基本形】

図1-1は横歩取りの基本図となります。まずはここからどのように△4五角戦法の形になっていくのか見ていきましょう。

香介
横歩取りの基本図までの指し手は以下の記事を参考にしてね!

図1-1からの指し手
△8八角成、▲同銀、△2八歩、▲同銀、△4五角(図1-2)

【図1-2 △4五角戦法】

【図1-2 △4五角戦法】

後手から角交換して△4五角と打つことで△4五角戦法の形になりました。この角打ちは飛車取りに当てながら次の△6七角成、▲同金、△8八飛成という攻めを狙っています。途中で△2八歩と歩を捨てるのがポイントとなりますが、この手の意味については後述します。

香介
△4五角戦法は先手が有利と言われているけど、実際に指されてみると対応が難しい形なんだ。

 

4五角戦法の基本定跡

歩美
△4五角戦法ってすごい乱戦模様になりそうです…。どうやって指していけばいいんでしょう??
香介
まずは△4五角戦法の基本定跡と言える形から見ていくよ!途中にいくつか他の分岐もあるんだけど、とりあえずまずは基本の変化だけを見ていこう!

▲2四飛として逃げよう

図1-2からの指し手
▲2四飛(図2-1)

【図2-1 ▲2四飛として飛車を逃げる】

【図2-1 ▲2四飛として飛車を逃げる】

まず△4五角戦法の基本図では、後手の角が飛車取りに当たっているため飛車を逃がす必要があります。▲3五飛と逃げる形と▲2四飛と逃げる形がありますが、▲2四飛としておくのがオススメです。

▲7七角から勝負

図2-1からの指し手
△2三歩、▲7七角(図2-2)

【図2-2 飛車を逃げずに攻め合う】

【図2-2 飛車を逃げずに攻め合う】

図2-1では先手の飛車が桂取りに当たっているため、△2三歩と受けるのが定跡です。ここで飛車を逃がしたいところですが、それでは△6七角成から後手の攻めが決まってしまいます。飛車取りを無視して▲7七角と攻め合うのが定跡となっています。

歩美
この手順は知らないとなかなか指せないですね!つい飛車を逃げたくなっちゃいます!

図2-2からの指し手
△8八飛成、▲同角、△2四歩、▲1一角成(図2-3)

【図2-3 銀香交換の形】

【図2-3 銀香交換の形】

お互いに飛車を取り合う形になりました。図2-3の局面では銀香交換の駒損ですが、先手の方が攻めやすく有利とされています。

▲3六香が定跡の一手

図2-3からの指し手
△3三桂、▲3六香(図2-4)

【図2-4 ▲3六香が定跡の一手】

【図2-4 ▲3六香が定跡の一手】

△3三桂と桂馬取りを逃げたところで▲3六香と打つのが定跡とされています。しかしここでは▲3六香以外にも様々な指し手があるため、自分なりに研究してみると面白いかもしれません。

補足
△2八歩の意味は?

【図a-1 飛車を2八に引ける】

【図a-1 飛車を2八に引ける】

△4五角戦法の基本図に至る途中、△4五角と打つ前に、△2八歩、▲同銀とする手順がありました。この手は先手の飛車を2八に下がらせないという意味があります。例えば△2八歩が入っていないと、 図2-1 のような局面から△2三歩、▲2八飛とする変化が生まれます(図a-1)。この形では後手から△6七角成、▲同金、△8八飛成の攻めがなくなってしまいます。

 

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基本定跡以外の変化

香介
ここまで定跡に沿った基本の変化を見てきたよ!今度はこの定跡手順に至るまでの後手からの仕掛けについて見ていこう!どの仕掛けもうまく受ければ先手有利になるよ!

いきなり△6七角成から攻めてくる変化

図2-1 からの指し手
△6七角成、▲同金、△8八飛(図3-1)

【図3-1 桂取りを受けずに攻めてきた】

【図3-1 桂取りを受けずに攻めてきた】

図2-1 まで戻ります。ここで△2三歩として一回桂取りを受けるのが定跡でしたが、△6七角成からいきなり攻めてくる順も考えられます。まずはこの変化から見てきましょう。

歩美
いきなり怖い形になってしまいました…。攻め合うか受けるか…

図3-1からの指し手
▲2一飛成、△8九飛成、▲6九歩(図3-2)

【図3-2 攻め合うのが正解】

【図3-2 攻め合うのが正解】

図3-1からは▲2一飛成から攻め合うのが正解です。このチャンスを逃すと後手が一方的に攻め続ける展開になってしまいます。先手はどこかで隙を見て▲2二角などとして攻めたいところです。

図3-2からの指し手
△5五桂、▲6八金、△6七銀、▲5八金左(図3-3)

【図3-3 ▲5八金と寄るのが手筋】

【図3-3 ▲5八金と寄るのが手筋】

後手は金をいじめてきますが、△6七銀に対して▲5八金左とかわすのが好手です。この手に対して△同銀なら▲同金、△6七金、▲5六銀などと進んで後手の攻めが止まります。また図3-3では△4七桂成といった手も防いでいるのがポイントです。

△8七銀から銀を捨ててくる変化

図2-3 からの指し手
△8七銀(図3-4)

【図3-5 一見すると銀がタダだが…】

【図3-4 一見すると銀がタダだが…】

図2-3 からの変化を見ていきましょう。ここから△8七銀と捨ててくる手があります。一見すると銀がタダですが、▲同金に対して△7九飛と王手して駒を補充しながら攻めていく手を見せています。

香介
反射的にこの銀を取ってしまわないように注意しよう!!

図3-4からの指し手
▲7七馬、△7六銀(図3-5)

【図3-5 この銀も取れない】

【図3-5 この銀も取れない】

図3-4からは▲7七馬と馬を自陣に引き付けるのが好手です。ここから後手は△7六銀としますが、この銀も取ることはできません。▲同馬には△2六飛から龍を作られてしまいます。

香介
馬を自陣で使う手は良い手になりやすいから覚えておこう!

図3-5からの指し手
▲6八馬、△8八歩、▲7七歩、△8九歩成、▲7六歩(図3-6)

【図3-6 歩切れを見て▲3六香を狙う】

【図3-6 歩切れを見て▲3六香を狙う】

図3-5から△8八歩としてきましたが、こちらも▲7七歩と打って銀を取りに行きます。図3-6の局面では後手に持ち歩がないのがポイントで、▲3六香といった手が厳しくなります。

基本形からの後手の攻め手

香介
今度は基本の定跡形になってからの後手の攻め方をいくつか見ていこう!

ここからは 図2-4 からの後手の攻め方をいくつか紹介していきます。実戦でよく登場するのは以下の3つとなります。

△4五角戦法の攻め筋

  1. △6六銀からの攻め
  2. △3六角として香車を取ってくる
  3. △8七銀と捨てる手

△6六銀からの攻め

図2-4からの指し手
△6六銀(図4-1)

【図4-1 △6六銀からの攻め】

【図4-1 △6六銀からの攻め】

まずは△6六銀と打ってきたときの変化を見ていきます。後手の次の狙いはもちろん△7七銀成なので、▲5八金などと受ける手が良いでしょう。先手は隙を見て▲3三香成を狙っていくこととなります。

△3六角として香車を取ってくる指し手

図2-4からの指し手
△3六角(図4-2)

【図4-2 香車を取りに来る】

【図4-2 香車を取りに来る】

△3六角として香車を取ってくる手も実戦ではよく出てきます。図4-2からは▲同歩、△5四桂と進んでいきます。△5四桂に対しては▲6八玉と受ける手が定跡となっていて、後手はさらに△5四香と駒を足していき、先手が受ける展開となります。

△8七銀と銀を捨てる手

図2-4からの指し手
△8七銀(図4-3)

【図4-3 今度は▲7七馬ができない】

【図4-3 今度は▲7七馬ができない】

△8七銀という攻めも有力です。今度は▲7七馬と引き付ける手がないので金を逃がしたいところですが、▲7九金、△6七角成と進むのが定跡となっています。もし▲6八金としてしまうと、△7九飛から攻められてしまいます。

歩美
△4五角戦法には本当にたくさんの攻め筋があるんですね~!全部勉強するのは大変です!
香介
今回紹介したところを覚えておくだけでもそこそこ戦えるようになるはずだよ!さらに詳しい変化を勉強したいという方は以下の棋書を参考にしてみてね!

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まとめ

香介
今回は横歩取り△4五角戦法の指し方と対策を解説したよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • △4五角には▲2四飛と逃げる
  • ▲7七角と打って攻め合う
歩美
覚える変化が多くて大変ですが、頑張って勉強します!

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【図2-1 ▲2四飛として飛車を逃げる】

【図2-1 ▲2四飛として飛車を逃げる】

【図2-3 銀香交換の形】

【図2-3 銀香交換の形】

【図2-4 ▲3六香が定跡の一手】

【図2-4 ▲3六香が定跡の一手】