将棋のルール

駒の取り方、持駒の使い方

投稿日: 08/23/2018 更新日:

キャラクターイラスト:さゆ吉様

歩美
前回の記事では、駒を成ってパワーアップさせるルールを学びました!
香介
今回は、相手の駒を取る方法と、取った駒を使う方法について解説していくよ!

相手の駒の取って持ち駒にする方法と、持ち駒の使い方を説明します。

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駒の取り方、相手の駒を取ろう!

駒の取り方の基本、相手の駒がいるマスに動こう!

将棋では、相手の駒があるマスに自分の駒を動かすことができます。その場合、もともと置かれていた相手の駒は将棋盤から除外され、「取る」ことができます。取った相手の駒は「持駒(もちごま)」と言い、自分の駒台に置いておきます。

例えば下図の例では、相手の歩の置かれているマスに、自分の香車を動かしています。この場合、相手の歩は自分の持駒となり、駒台に置かれます。

【相手の駒を取れる】

【相手の駒を取れる】

歩美
相手の駒がいる場所に動かせば、駒を取ることができるんですね!駒を取れば相手の戦力が減りますね!

また駒台に置いてある自分の持ち駒は、常に相手に見えるように置きましょう。持ち駒を相手から見えないようにこっそり隠し持つことは「隠し駒」と呼ばれるマナー違反です。

香介
どの駒を取ったか、ちゃんと相手に見せるようにしよう!

成駒を取っても、表に戻す

相手から取った駒が成駒だったとしても、自分の駒台に置くときは裏返して生駒に戻します

たとえば下図の例では、歩兵の成った駒である「と金」を取っていますが、駒台に置くときには表の歩兵に戻しています。

【成駒を取っても表に戻す】

【成駒を取っても表に戻す】

歩美
取った駒は表を向ける!ちょっと細かいルールですね…

 

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取った駒はどうするの?持ち駒の使い方、打つ場所は?

持駒はいつでも好きな場所に打てる!

持駒は、自分の手番に盤上の好きなマスに置くことができます。なお持駒を1枚盤上に置いたら手番は終了するため、駒を動かすことはできません。

また持駒を置けるマスは他の駒が置いていない場所に限ります。例えば下の図において、持ち駒の角行は青に塗ったマスの内どこでも好きな場所に置くことができます。

【持駒は空いている好きなマスに打てる】

【持駒は空いている好きなマスに打てる】

歩美
もともと相手の駒だったのに、自分の駒として使えるんですね!しかもどこに置いてもいいなんて、迷っちゃいます!

持駒を敵陣に打つときも、裏返さない!表のまま使う

持駒は常に表向きにして扱います。そのため仮に敵陣に持駒を打っても成駒とはならないため注意が必要です。

【敵陣に持駒を打つ時も、表向きに】

【敵陣に持駒を打つ時も、表向きに】

香介
成った駒を取っても、もともとの生駒の状態で持ち駒になるんだ!例えば「と金」を取っても、持駒として使うときは「歩兵」に戻っちゃうよ!

 

持駒でいきなり王手してもOK

次に相手の玉を取れるような手を「王手」と言いますが、持ち駒をいきなり相手の玉の近くに打って王手するのもルール上問題ありません。ただし、持駒の歩を使うときは、いくつか反則のルールがあるため注意しましょう。詳細な内容は以下のリンクで解説しています。

【持駒で王手してもOK】

【持駒で王手してもOK】

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まとめ

香介
今回は、駒の取り方と取った駒の使い方を解説したよ!持ち駒をうまく使いこなせるようになると、脱初心者って感じだね!
歩美
次の記事では、勝敗の決め方について解説します!

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