この記事では、将棋ウォーズのコレクションの一覧をまとめています。
※イベント限定でのコレクションなど、一部調査できておらず抜けがあるため、情報を持っている方がいらっしゃいましたらコメントしていただけると幸いです。
2019年3月30日最終更新
目次
将棋ウォーズのエフェクト、コレクションって?
対局中に戦法や囲いなどがエフェクトとして発動
将棋ウォーズは、オンライン上で将棋の対局ができるスマホアプリです。この将棋ウォーズで対局をしていると、戦法や囲いのエフェクトが発生することがあります。発生させたことのあるエフェクトはマイページから確認でき、コレクションとして集められていきます。
引用:将棋ウォーズ
アプリ内のイベント等でゲットできる特殊コレクションも
一部のコレクションは、アプリ内のイベントなどで手に入れることができます。これらの限定コレクションは通常の対局では手に入りません。
引用:将棋ウォーズ
エフェクトを出した対局で勝利したことがあるとカラーに、勝ったことがないとモノクロに
対局中にエフェクトを発動させても、その対局で勝利できないとモノクロのコレクションしかゲットできません。一度でも勝利できればカラー表示になるため、カラーのコレクションを集めている人は頑張って勝利できるまで挑戦してみましょう。
レア度は5段階
コレクションにはそれぞれレア度が設定されており、1~5の5段階となっています。ここでいうレア度は、ある程度の実力者同士で実戦をした場合に現れる頻度を大まかに表しています。
そのためレア度の高さと発動条件の厳しさは必ずしも一致するわけではありません。発動条件自体は緩くても、実戦で指す人が少なければレア度は高くなりますし、逆に発動する条件が厳しくても実戦でよく現れる定跡手順であればレア度は低くなる傾向にあります。
将棋ウォーズの全コレクションまとめ
囲いのエフェクト、コレクション一覧
「囲い」のコレクションは全部で42種類あります。またエフェクトの背景の色は、赤、青、紫、緑の4パターンあり、赤が矢倉系、青が美濃系。紫が左美濃系、緑がその他の囲いを表す傾向にあります。(ただし例外もあります。)
No. | 名前 | レア度 | 説明 |
---|---|---|---|
0 | カニ囲い | ★ | 矢倉囲いに組む途中の囲い。あくまで仮組みなので耐久度はそれほど高くない。なお冷凍のカニは自然解凍せず、ビニールなどに入れ冷蔵庫でゆっくり解凍するのが美味しい食べ方。 |
1 | 矢倉囲い | ★ | 矢倉は将棋の純文学。金銀三枚の形が美しい。なお夏目漱石の死因は胃潰瘍。代表作は「吾輩は猫である」「こゝろ」など |
2 | 銀矢倉 | ★★★ | 矢倉囲いの67金が銀に変わった形。57にと金を作られると大変脆い。なお銀は室温において既知の金属の中で最も電気抵抗が低い。 |
3 | 片矢倉 | ★★ | 矢倉囲いの玉が横に一路ずれた形。古い棋譜では矢倉とはこの形のことが多かった。近年、藤井流急戦矢倉で用いられていることになって再注目されている。 |
4 | 総矢倉 | ★★ | 矢倉囲いに57銀がくっついた片翼のような形。金銀四枚で囲うので、上部からの攻撃の耐久力は極めて高い。しかし攻撃力の不足が気になる。 |
5 | 矢倉穴熊 | ★★ | 矢倉と穴熊を組み合わせた囲い。駒の連結度が低く、バランスが悪い。しかし戦場から遠ざかる穴熊の強みはやはり強い。 |
6 | 菊水矢倉 | ★★★ | しゃがみ矢倉とも呼ぶ。飛車先を交換させるので不利な感じがするが、玉が深い位置にあるため終盤での縦からの攻め合いは非常に強い。 |
7 | 銀立ち矢倉 | ★★ | 矢倉囲いの77銀を76の地点に持っていった囲い。主に対振り飛車に使われる囲い。76の銀の力で位をとり玉頭を制圧する。 |
8 | 菱矢倉 | ★★ | 矢倉における理想形。総矢倉の57銀を66の地点に持っていた囲い。上部の制圧力が極めて強い。心なしか夏目さんも調子が良さそうだ。 |
9 | 雁木囲い | ★ | 「雁木は矢倉のデキの悪い兄キ」と揶揄されることもがあるが、右四間飛車と組み合わせるなど多彩な戦術が隠されている。命名は新潟県にある雪よけがついた通路、「雁木造」から。 |
10 | ボナンザ囲い | ★★★ | ボクガカンガエタサイキョウノカコイ。 コンピュータ将棋Bonanzaが多用した囲い。一見脆そうだが、やっぱり脆い。なお現在のBonanzaはほとんどこの囲いをしない。 |
11 | 早囲い | ★★★ | 通常の手順で矢倉に組むより一手早く囲える。しかし、玉が二段目を通るため、相手の攻めの当たりが強くなるのが欠点。近年、藤井九段の研究により、注目が集まっている。 |
100 | 美濃囲い | ★ | 金銀の美しい連携がアマプロを問わず多くの人を魅了する。 |
101 | 高美濃囲い | ★ | 美しい美濃囲いがさらなる進化を遂げた形。弱点であった上部や玉のコビンが強化されている。 |
102 | 銀冠 | ★ | 本物は銀冠を愛する。美濃囲い進化の最終形。 |
103 | 銀美濃囲い | ★ | 美濃囲いの5二金が銀に変わった形。金銀の繋がりはより強化されたが、6二の地点の弱さが気になる。 |
104 | ダイヤモンド美濃 | ★★★ | 美濃囲いに4七銀加わった形。4枚の金銀の美しさがダイアモンドを想起させる。 |
105 | 木村美濃 | ★★★ | 木村義雄第十四代名人が愛用した形。玉形が薄く、現在ではあまり使われない。 |
106 | 片美濃囲い | ★ | 玉の移動も含めわずか3手で完成する。少ない手数で強力な囲い。現代では相居飛車、相振り飛車でも使われる。 |
107 | ちょんまげ美濃 | ★★★ | 美濃囲いから2六に歩が伸びた形。この形をちょんまげに見立てた。頭が寒そうである。 |
108 | 坊主美濃 | ★★★★ | 美濃囲いから2七の歩がない形。ひねり飛車などでみられる。やはり頭が寒そうである。 |
109 | 金美濃 | ★★ | 57の地点をカバーしていることが主張で、角交換時の相性が良い。その反面、進展性に不満が残る。 |
200 | 左美濃 | ★ | 大山名人が愛用した形。しかし8八の玉が振り飛車の角筋に直射しており、危険も多い。 |
201 | 天守閣美濃 | ★★ | プロに愛用され、一時は振り飛車対策決定版といわれるも、藤井システムに駆逐された。 |
202 | 四枚美濃 | ★★★★ | 天守閣美濃の弱点であった、玉頭やコビンを7七の銀によって補強した形。その美しさは振り飛車の美濃囲いにも匹敵する。 |
203 | 端玉銀冠 | ★★★★ | 天守閣美濃からさらに固めた囲い。角筋も避け、玉頭も厚く、金銀の連結も良い。 |
204 | 串カツ囲い | ★★★★ | 藤井システムから逃れようとしてこの囲いが出現することがしばしば。玉と香の順番が入れ替わっただけで、穴熊より相当弱体化している。なお、串カツを食べる時はソースの二度漬けはマナー違反なので注意すること。 |
300 | 舟囲い | ★ | 四枚の金銀のなだらかな繋がりが船を連想させる対振飛車基本の構え。急戦に進むもよし、持久戦に進むもよし。 |
301 | 居飛車穴熊 | ★ | 振り飛車に対して、最強にして最悪の敵。多くの振り飛車党を駆逐してきた。 |
302 | 松尾流穴熊 | ★★★ | 7九の地点の金が銀に変わった穴熊。端攻めなどの上部からの攻めの耐久度が上がっている。 |
303 | 銀冠穴熊 | ★★★ | 銀冠と穴熊の2つの良いところを受け継いだ囲い。ビッグ4への進展も見せており、上部、側面どちらの攻めにも非常に強い。 |
304 | ビッグ4 | ★★★★★ | 金銀の最密構造。寄せ合いになれば負けることはない。反面、攻め駒は乏しくなるので、姿焼きにならないように気をつけよう。 |
305 | 箱入り娘 | ★★★ | 舟囲いから1手で組める箱入り娘。横からの攻めに意外な強さを発揮するが、玉の逃げ場所がなく息苦しさも否めない。 |
306 | ミレニアム囲い | ★★ | 2000年に誕生した対藤井システムの囲い。玉が角筋に直射しないよう設計されている。 |
400 | 振り飛車穴熊 | ★★ | 最近は主流ではない囲いだったが、広瀬七段のタイトル奪取の原動力になったのは記憶に新しい。 |
401 | 右矢倉 | ★★ | 右矢倉も文学である。相振り飛車で活用される。上部の耐久力が強く石田流対策に用いられる。 |
402 | 金無双 | ★★ | 相振り飛車の定番の囲いであったが、玉のコビン(通称:うさぎの耳)や端が弱く「紙のような囲い」と言われることも。 |
403 | 中住まい | ★ | 横歩取り定番の囲い。左右に開いた金銀のおかげで玉はどちらに逃走することも可能。 |
404 | 中原玉 | ★ | 横歩取り後手番定番の囲い。空中戦では破格の固い囲いを実現。8五飛車戦法との組み合わせが最高の一品。 |
500 | アヒル囲い | ★★★★ | 中住まいの金が一路下がった形。飛車角の打ち込みがないことが唯一の長所。マヌケな名前に油断せず、押さえ込みに行くことが重要。 |
501 | いちご囲い | ★★ | 相掛かりで見られる囲い。いちごに似ているから命名されたそうだが、どこが似ているのかわからない。なお美味しいイチゴの食べ方はレモン水につけて,水を切り,ヘタを取ってヘタの方から食べると良い。 |
502 | 無敵囲い | ★★★★ | 初期配置から3手で組める、金銀4枚に加えて飛車も守りに付いた何とも豪華な囲い。これで無敵ならいいんだけれども。 |
戦法のエフェクト、コレクション一覧
「戦法」のコレクションは全部で114種類あります。エフェクトの背景の色は、黄色、赤、深緑、青、紫、えんじ色、橙、黄土色、水色、緑の10パターンあります。黄色が矢倉戦法、赤が角換わり、深緑が相掛かり、青が横歩取り、紫が中飛車、えんじ色が四間飛車、橙が三間飛車、黄土色が向かい飛車、水色がその他振り飛車、緑が対振りを表す傾向にあります。(こちらも例外があります。)
No. | 名前 | レア度 | 説明 |
---|---|---|---|
2000 | 3七銀戦法 | ★ | 矢倉の基本の攻撃系。後手側の対策が進むまで最強戦法と言われた時期も。 |
2001 | 脇システム | ★★ | 相矢倉でのマネ将棋の極地。激しい展開になる場合が多い。一歩間違えれば、即負けの変化もあるので、しっかり研究しないとひどい目にあうかも? |
2002 | 矢倉棒銀 | ★★ | 矢倉とは棒銀で倒すもの。将棋の基本は棒銀。当然矢倉でも有効。上手く勝てたら「うひょー!」と叫びたくなりますよね。 |
2003 | 森下システム | ★★ | 先手ながら相手の様子を見て、カウンターを狙う新基軸の戦法。玉を早く囲ってしまうので雀刺しが苦手。 |
2004 | 雀指し | ★★ | 端にすべての力を集約して戦う戦法。単純ながら、これだけで勝負が決まることも有る。矢倉は端が急所とはよくいったもの。また、相手に端を防御させ、逆に中央で戦うという方法もある。 |
2005 | 米長流急戦矢倉 | ★★ | 角と銀と桂馬の力で相手の矢倉囲いを粉砕する狙い。角頭を歩の連打で破壊される手筋が発見され絶滅危惧種に。 |
2006 | カニカニ銀 | ★★★ | 自由を愛するカニカニ銀。ニョキニョキと二枚のカニが敵陣の様々な場所を自由に攻撃する。 |
2007 | 中原流急戦矢倉 | ★★★ | 中央からの攻撃と押さえ込みを両輪とする戦法。現代では玉が薄く敬遠されがち。 |
2008 | 阿久津流急戦矢倉 | ★★ | 竜王戦で角番に追い込まれた渡辺竜王が渡辺新手を引っさげ、逆転防衛を果たすきっかけになった戦法。 |
2009 | 矢倉中飛車 | ★★ | 先手が7七銀を保留して、中央に守備を警戒した指し回しが増えたため、漸減中。 |
2010 | 右四間飛車 | ★★ | プロ間ではあまり指されないが、決定的な対策があるわけではない。その攻撃力は脅威といえる。 |
2011 | 原始棒銀 | ★ | 名前に「原始」と付いているが決して油断できない。飛車先を銀と協力して突破することは将棋の基本である。 |
2012 | 右玉 | ★★ | のらりくらりと相手の攻撃をかわす戦法。掴みどころがなく攻撃がうまくヒットしないことも。ただし一度手がつくと極めて脆い。 |
2013 | かまいたち戦法 | ★★★★ | 知る人ぞ知るB級戦法。理想形まで組めば敵なしだが、石田流から飛車の横利きの力で歩を突いて銀を追い返す手法が天敵。 |
2014 | パックマン戦法 | ★★★ | 挑発的な奇襲戦法。95角という打ってから飛車角交換になるという変化は有名。アマ強豪に使い手がいることからも分かるように、意外と奥深い。 |
2015 | 新米長玉 | ★★★ | ボンクラーズに故米長永世棋聖が仕掛けた、新しい「米長玉」。コンピュータは未知の局面ではあまり上手に指すことができない。その欠点をついた作戦。 |
2016 | 稲庭戦法 | ★★★★ | 平らな陣形で時間の圧迫を目指す。打開を苦手とする対コンピューター限定作戦。発明者は黒田久泰さんで、1997年のIS将棋vsスーパー将棋戦で初めて出現した。 |
2017 | 四手角 | ★★★ | 手数は掛かり過ぎるが、組めてしまえば矢倉に対する最強の攻撃陣形を築ける。矢倉側はこれを実現させてはいけない。 |
139 | 一間飛車 | ★★★★ | 端歩を突きこし、そこから中段に飛車をかまえ、低い陣形からカウンターを狙う。奇襲戦法の一種だが、プロの公式戦で採用されたことも。九間飛車、もしくは右一間飛車と呼ぶべきではと突っ込みたい。 |
2020 | 一間飛車穴熊 | ★★★★ | 端歩を突きこし、そこから中段に飛車をかまえ、その下に穴熊にもぐるB級戦法。なぜかこちらも九間飛車とは呼ばれない。 |
2021 | 都成流 | ★★★★ | 2013年の新人王戦で優勝した都成竜馬奨励会三段(谷川浩司九段の弟子)が開発した飛車先交換を逆用しようという指し方。ニコ生の西遊棋&東竜門コラボイベントで、「最新戦法の解説」で最初に公式戦で用いた糸谷哲郎六段が解説して話題となった。 |
2022 | 右四間飛車左美濃 | ★★★ | 攻撃力の高い右四間とコンパクトな堅さの左美濃を組み合わせ、速攻を狙う戦法。林アマの学生時代のドル箱戦法だったとか。 |
2100 | 角換わり | ★ | もっとも激しい将棋の一つ。角を持ち合っているため、通常の将棋より双方の攻撃力が格段に強い。また角の打ち込みに注意。 |
2101 | 腰掛け銀 | ★ | 角換わり三羽ガラスの一つ。早繰り銀に強く、棒銀に弱い。谷川永世名人は、この戦法で一時代を築き上げたと言っても過言ではない。 |
2102 | 棒銀 | ★ | 角換わり三羽ガラスの一つ。腰掛け銀に強く、早繰り銀に弱い。将棋の基本は棒銀であり、角換わりでも当然有効。あと何分? |
2103 | 早繰り銀 | ★ | 角換わり三羽ガラスの一つ。棒銀に強く、腰掛け銀に弱い。近年一手損角換わりの登場とともに先手の作戦として頻繁に出現するようになっている。 |
2104 | 筋違い角 | ★★★ | 筋違いに角を打って一歩をかすめ取る戦法。筋違いの角をいかに活用するかが戦法の鍵。居飛車、振り飛車どちらにも組み合わせ可能。 |
2105 | 木村定跡 | ★★★★ | 詰みまで研究されている戦法。先手のとんでもなく細く鋭い攻めを後手がどう受けるかが大きな課題。 |
2106 | 一手損角換わり | ★ | "手損は損だ"という既成概念を打ち破った画期的な戦法。振飛車に転じることもあり、複雑で変化の多い戦いになる。 |
2107 | 居角左美濃急戦 | ★★ | 「矢倉は終わりました」そんな時代がくるなんて。左美濃+角を使った攻めは強烈メガトンパンチ。矢倉に対する強烈な攻勢を取れる戦法だ。 |
2108 | ツノ銀雁木 | ★★ | 雁木は受け身の戦法、長らくそう思われてきたが現代将棋で流れは一変。変幻自在の駒組みが可能な雁木こそ主流となった。 |
2200 | 相掛かり | ★ | お互い角道を開けずに飛車先を交換する戦法。アマチュアでは敬遠されがち。意外と先手番勝率が高くない。 |
2201 | 相掛かり棒銀 | ★★ | 相掛かりにおける棒銀。一見単純に思えるが、棒銀で行くと見せかけて相手の構えを硬直させ、その後伸展性の差で優位に持って行くという高度な作戦。 |
2202 | 塚田スペシャル | ★★★★ | 相掛かりで相手のついた歩をかすめ取る戦法。変化手順に王手飛車が多発する。自陣飛車を打つ好手が発見され下火に。 |
2203 | 中原流相掛かり | ★★ | 相手の飛車の位置で3七の地点に桂が行くか、銀が行くか変わる戦法。棚瀬将棋が加藤幸男アマを破った将棋などが有名。 |
2204 | 中原飛車 | ★★★★ | 中原永世名人の棋士人生の後半、自由な棋風から生まれた戦法。「名人に定跡なし」は中原誠にこそ相応しい。 |
2205 | 腰掛け銀 | ★ | 相掛かりにおける腰掛け銀。相手も腰掛け銀の場合、いつ4五の地点で銀がぶつかるかが勝負処となる。 |
2206 | 鎖鎌銀 | ★★ | 腰掛け銀の兄弟。5六の地点ではなく3六の地点から4五の地点へ動いていく様を鎖鎌と例えている。 |
2207 | 8五飛車戦法 | ★ | 飛車を引く位置を一つズラしただけで、大いなる展望が開けた。戦法発見から10年。現在でも日々研究がされる横歩取りの最先端。 |
2208 | UFO銀 | ★ | 銀が2七から3六に動いていく形。銀の力で相手陣形を牽制し、局面の主導権を握る。そのままだと歩越しの銀なので、4七に引きつけるなど柔軟に使っていくのがポイント。 |
2300 | 横歩取り | ★ | 先手は横歩を取って良さを求める戦法。しかし後手は手得を代償に様々な技を仕掛けてくる。 |
2301 | 3三角型空中戦法 | ★ | 横歩取りに息を吹き込んだ戦法。3三の角によって先手の飛車は簡単には2筋に帰れないようになっている。 |
2302 | 3三桂戦法 | ★★★ | 一旦角道を止めて力をため、桂馬を飛ぶ瞬間に全て角道を開き戦う戦法。近年先手が端歩を詰める手法が発見されやや下火に。 |
2303 | 2三歩戦法 | ★★★★ | 2三に歩を打ってしまい馬作りを目指す。しかし先手に飛金交換されて不利になるという衝撃的な結果に。現代ではほとんど指されていない。 |
2304 | 4五角戦法 | ★★★ | 横歩取りでもっとも激しい変化の一つ。後手から無数の罠を仕掛けてくるが、先手が正確に受ければ切れ模様とされている。 |
2305 | 相横歩取り | ★★ | 横歩取りでもっとも激しい変化。最近になっても新手が発見されるなど、まだ鉱脈が残っている可能性もある。 |
2306 | 勇気流 | ★★ | 真似しても勝てないが勇気が指すと勝つ、それが勇気流。近年では優秀さが知れ渡り愛好家も増えた。先手横歩取りの有力戦法。 |
2307 | 青野流 | ★★ | 横歩取りから両桂でとびかかって攻めまくる。先手番を活かした超攻撃型戦法。プロ間では詰みまで研究されている恐ろしい破壊力を持った戦法である。 |
2400 | ゴキゲン中飛車 | ★ | 居飛車穴熊によって絶望に追い込まれた振り飛車党の救世主。居飛車党も様々な対策を打ち出すが、決定版はなく極めて優秀な戦法。 |
2401 | ツノ銀中飛車 | ★★★ | 2枚の銀をツノに見立てた中飛車。相手の攻めを全面に受け止める思想であるが、現代的な思想とは相容れない。しかしそこにロマンがある。 |
2402 | 平目 | ★★★★ | 5九と4九に並んだ金を平目に見立てている。角道を開けて飛車先を突破されるがそこをカウンターで叩くのが狙い。 |
2403 | 風車 | ★★★★ | 相手からの攻撃を受け止める、千日手を狙う戦法。勝つには苦労が多いが、勝った時の喜びも一入。 |
2404 | 英ちゃん流中飛車 | ★★★★ | 5筋つかないタイプの中飛車。5筋をつかないことで急戦に対して迅速に対応できるようになることが狙い。 |
2405 | 原始中飛車 | ★★★ | 誰もが一度は必ず指す戦法。無敵囲いと組み合わせる人が多数。しかし継ぎ歩攻めに弱いなどあまりいい戦法ではない。 |
2406 | 加藤流袖飛車 | ★★ | 対中飛車の急戦。角道を止めた中飛車には穴熊が実戦的に有効なことがわかったため、現代の実戦例は減ったが、昭和の多くの名棋士がこの戦形で熱戦を繰り広げた。 |
2407 | 5七金戦法 | ★★★★ | 対中飛車の戦法。金の力で攻めることと抑えこむことの両方を実現しようと狙っている。「升田の自陣飛車」はあまりにも有名。 |
2408 | 超急戦 | ★★ | ゴキゲン中飛車にもっとも強く対抗した戦法。4四角と角をタダ捨てするGPS新手があるなど、とにかく派手な手が多い。後手玉が意外なほど懐が深い点など注意が必要である。 |
2410 | 中飛車左穴熊 | ★★★★ | 相振り飛車になったとき、中飛車が左側に穴熊を組む作戦。陣形のバランスは悪いが、ハマった時の破壊力は抜群。 |
2411 | 遠山流 | ★★★★ | 対丸山ワクチンの佐藤新手に対し、それでも5筋の歩交換を行いたいため、早めに金を上がって対抗した形。美濃囲いを捨てたため、進展性が少ないのがデメリット。 |
2500 | 四間飛車 | ★ | 愛されている四間飛車。最古の棋譜もやはり四間飛車が使用されている。近年は居飛車穴熊に押されて苦しい情勢となっているが、復権が待たれる。 |
2501 | 藤井システム | ★★ | 近代に生まれた革命的戦法をひとつ挙げろと言われれば間違いなく藤井システムであろう。居玉の状態で穴熊を倒しに行く思想。何気ない駒組の一手にまで藤井は意味を持たせた。 |
2502 | 立石流 | ★★★ | 「現代振り飛車は角交換を避けない」この理論を初めて実践した戦法は立石流といえるかもしれない。駒が偏る居飛車穴熊に角交換を挑みバランスで戦うという発想は現代にも十分通用する。 |
2503 | レグスぺ | ★★★★ | よく見る鶏の正式名称は「白色レグホン」という。この戦法の正式名称は「白色レグホン・スペシャル」略して「レグスペ」である。 その意味は鶏頭のようにバカ攻めすることに由来する。 |
2600 | 三間飛車 | ★ | ロマンあふれる三間飛車。一時は強敵居飛車穴熊の猛威の前にプロレベルではあまり指されなくなっていたものの、近年石田流とともに復活。 |
2601 | 石田流 | ★★ | 7六飛、7七桂、9七角のこの三つの関係が最高のハーモニーを実現。棒金が少し苦手であったが銀の移動を保留するなど対抗策も出てきている。 |
2602 | 早石田 | ★★ | 奇襲戦法と見られていた早石田、鈴木流急戦に代表されるようにここ数年で理解できない奇怪な仕掛けが次々と発見されている。まだ見ぬ鉱脈が多く眠る戦法。 |
2603 | 升田式石田流 | ★★ | 第30期名人戦七番勝負第2局、常勝大山から升田が繰り出した戦法は升田式石田流であった。当時奇襲戦法と見られていたこの戦法を用い見事に大山を打ち破ったのであった。 |
2604 | 鬼殺し | ★★★★ | 鬼を殺すから鬼殺し。一見単純なハメ手に見えるが、石田流や向かい飛車と組み合わせることで持久戦にも対応する |
2605 | 3二飛戦法 | ★★★★ | 第35回升田幸三賞受賞。2手目にすら新しい将棋の可能性があった。スキだらけに見えるが意外に耐えている。ここから角交換振り飛車、石田流などに組むのが一例。 |
2606 | 中田功XP | ★★★★ | 三間飛車最大の敵は居飛車穴熊であった。居飛車穴熊対策に生まれた戦法が中田功XPである。この戦法は藤井システムの兄弟のような存在であり、玉の囲いを簡略化して角の力で相手の端を潰すのを目的としている。 |
2607 | 真部流 | ★★★★ | 将棋の陣形でもっとも美しいものは三間飛車+4六銀型の美濃囲いである。居飛車穴熊に堂々中央を制圧する。勝った時の喜びは格別なものであろう。 |
2608 | 7八飛戦法 | ★★★ | 初手からいきなり三間飛車。三間飛車が大好きなんですね。「猫だまし戦法」と呼ばれることも。あまり見ないからといって油断していると、あの有名奇襲戦法が飛んでくるかも。。。 |
2609 | 4→3戦法 | ★★★ | 本来先手番の早石田を後手番で使う戦法。いきなり三間に振ると角を打たれてしまうため、四間に途中下車してから三間に振るので4→3戦法。手損だが、それを逆手に取った手段もあるのが将棋のおもしろい所。 |
2611 | 楠本式石田流 | ★★★★ | アマ強豪楠本氏が得意とした三間飛車。美濃囲いの小ビンに角を据え、居飛車の小ビンを狙う。変形美濃囲いは不思議な硬さを誇る。 |
2612 | 新石田流 | ★★★ | 近年の石田流ブームの始まりとなった革命的新手。手詰まりになりがちな早石田の弱点を克服するため、序盤から積極的に歩を交換しに行く。 |
2613 | 新鬼殺し | ★★★★ | 古典的奇襲戦法「鬼殺し」に故米長永世棋聖流のアレンジを加えた戦法。決まったときは「鬼殺し」の名にふさわしい破壊力を誇る。 |
2614 | 菅井流三間飛車 | ★★★★ | 誰も考えない、考えても指せない振り飛車の鉱脈を彫り続ける菅井流。王位獲得の原動力になった秀逸な新アイディアの振り飛車だ。 |
2615 | トマホーク | ★★★★ | 三間飛車から居飛車穴熊目掛けて端桂から飛びかかる。飛車角桂香が居飛車穴熊目掛けて集中砲火の火の粉を上げる。 |
2700 | ダイレクト向かい飛車 | ★★★ | 現代の升田幸三、佐藤康光に命を吹き込まれた戦法。6五角と打たれても問題ではないとの見解に多くのプロアマが驚いた。 |
2701 | 向かい飛車 | ★★ | 向飛車は絶えず相手の飛車先逆襲を狙っており、居飛車側は安易には居飛車穴熊などには囲えない。居飛車党の裏芸にも適している。 |
2702 | メリケン向かい飛車 | ★★★★ | 疾風17手開戦、円月殺法がある。ちなみに命名の理由は「横山公望氏(発明者)→横浜(横山氏の故郷)→港町→メリケン波止場→メリケン向かい飛車」という謎の推論による。 |
2703 | 坂田流向飛車 | ★★★★ | 3三に金が上がった悪形を向かい飛車に振り直すことで飛車先の逆襲に転ずる。歌謡曲「王将」で知られる「阪田三吉」が指したと伝えられる戦法。 |
2704 | 角頭歩戦法 | ★★★ | 故米長永世棋聖考案の奇襲戦法。対振り飛車党の作戦としても、角交換振り飛車としても、なかなか優秀である。 |
2705 | 鬼殺し向かい飛車 | ★★★★ | 名著「島ノート」の巻頭をかざる戦法。隙ありの陣形に見えるが、それは誘いの罠。馬が出来ると思って、うっかり角を打ってしまうと、思わぬ逆襲に有う。 |
2800 | 陽動振り飛車 | ★★★ | 居飛車で行くと見せかけて、陣形を振り飛車に適さない形にさせた後に飛車を振る高等戦術。しかし陽動振り飛車側の陣形もかなりに制約を受けるので、簡単には成功しない。 |
2801 | 玉頭銀 | ★★ | 振り飛車の左銀がニョキニョキと敵玉頭に向かって進出していく戦法。歩などを掠め取りながら、敵の玉にプレッシャーをかける狙い。ただ単機で突っ込むので敵に召し捕られてしまう場合も。 |
2802 | つくつくぼうし戦法 | ★★★★ | 陽動振り飛車とひねり飛車を足したような戦法。相手の角頭を攻めると思いきや、飛車を大きく振り石田流で戦う。剣道の大上段のような戦法。 |
2803 | ひねり飛車 | ★★★ | 相掛かりから一転、飛車を左翼に転換して、石田流にして戦う。一時は必勝戦法と言われたものの、後手が玉を固く囲ってカウンターを狙う手法が発見されてから下火に。 |
2804 | 相振り飛車 | ★ | 先後の飛車を振る筋の組み合わせの多さから、定跡が整備されにくく、力戦派に好まれる傾向がある。お互い飛車を振るため縦の戦いになりやすく、居飛車党にも指しやすい戦法である。 |
2806 | 角交換振り飛車 | ★★ | 有名な格言も今は昔、現代は"振り飛車"から"角交換"の時代になった。藤井九段の見つけた、地球の裏側の新たな鉱脈。 |
2807 | きmきm金 | ★★★★ | ニコニコ発、対石田流の決定版?金は横に動けるんです。 守りの金を中段に繰り出すことで、相手の陣形を撹乱する。終盤は、王の薄さには気をつけること。 |
2808 | 嬉野流 | ★★ | 嬉野アマ考案の戦法を奨励会三段の天野貴元氏が書籍化し認知が広がった戦法。初手68銀から変幻自在の指し回しで腕力が問われる将棋だ。 |
2809 | 羽生式袖飛車 | ★★★★ | 4手目72飛。たった4手で歴史に初めて現れた局面を作り上げたのは羽生永世七冠。相手の角道を突かせない新構想、まだまだ将棋にはアイデアが眠っている。 |
2900 | ポンポン桂 | ★★★★ | 角交換をして飛車先を交換するために桂馬を捨てる恐ろしい戦法。「振り飛車には角交換」という言葉の意味がよく理解出来る。 |
2901 | 5筋位取り | ★★★ | 5五の位は天王山。5五の地点を制圧することで盤面全体を制圧することができる。 |
2902 | 玉頭位取り | ★★★ | 玉頭に位を取ることで、敵玉頭を圧迫する作戦。一時は対振り飛車の主流戦法となったが、振り飛車穴熊など低い構えで戦う戦法が出てきたため主流からは外れる。 |
2903 | 地下鉄飛車 | ★★★★ | 振り飛車穴熊対策。最下段(地下)にトンネルを掘り、飛車を大きく転換して、敵穴熊の端を突破する作戦。非常に単純な狙いながらハマった時の爽快感は格別。 |
2904 | 飯島流引き角戦法 | ★★★ | 対振り飛車の戦法に引き角を使う鳥刺しと呼ばれる戦法が存在した。しかし玉が固くないという欠点があった。飯島流引き角戦法は左美濃と引き角を組み合わせる極めて現代的な戦法である。 |
2905 | 丸山ワクチン | ★★ | 興隆するゴキゲン中飛車に対抗する手法として生まれた。ちなみにオリジナルの丸山ワクチンは皮膚結核の治療薬として使われている |
2906 | 4六銀左急戦 | ★★ | 四間飛車急戦の主力のうちの一つ。玉の薄さが気になるものの決まった時の爽快感は格別。研究が生きる将棋になりやすい。 |
2907 | 4五歩早仕掛け | ★★ | 四間飛車急戦の主力のうちの一つ。もともと有力な手法であったが郷田新手が発見されより強力な存在に。居飛車振り飛車双方にやや特異な感覚が必要となる戦法。 |
2908 | 鷺宮定跡 | ★★ | 青野、米長両名が東京都中野区鷺宮に住んでいたことに由来する。振り飛車側の形によって様々な攻撃を行う必要があり、正確に指すことが出来れば有段者。 |
2909 | 棒銀 | ★★ | 将棋の攻めの基本は棒銀である。その基本は当然、振り飛車でも有効である。棒銀が取り残されないように、ゆっくりと相手の陣形を圧迫するように指すのがコツである。 |
2910 | 4六銀右急戦 | ★★★ | 4六銀左急戦よりもやや守りを重視した構え。単独で用いられることは少ないが、対藤井システムに重要な意味を持つ。 |
2911 | 左美濃急戦 | ★★★ | 左美濃と急戦を組み合わせた手法、攻撃力は申し分ないが玉頭のカウンター攻撃に耐える必要がある。 |
2912 | 右四間飛車急戦 | ★★★ | 最古の棋譜は右四間飛車vs.四間飛車であった。右四間飛車の戦いのコツは最後の決め手に端攻めを行うこと。 |
2913 | 鳥刺し | ★★★ | 振り飛車対策。角筋を通さずに引き角にして戦う。振り飛車側はいつもの敵玉と勝手が違うので注意が必要である。 |
2914 | 棒金 | ★★★ | 石田流対策。金の力で敵の浮き飛車を抑えこむ狙い。最近は石田流側にも対策が出てきて簡単にきまるとは限らない。 |
2915 | 超速 | ★★ | ゴキゲン中飛車対策。あまりに早い銀上がりに「超速」の名が付いている。現在ゴキゲン中飛車対策最有力の戦法となっている。指しこなすにはやや独特の感覚が必要。 |
2916 | 対振り持久戦 | ★ | 美濃囲いの暴力に散々痛い目を見た居飛車党が開けたパンドラの箱。王様の固さが同じならば、仕掛けの権利の分だけ有利になる。藤井システムさえ克服しつつある穴熊など、今や対振りの主流である。 |
2917 | 高田流左玉 | ★★★★ | 普通の相振り飛車の出だしから、圧倒的な陣形勝ちを狙う作戦。気づいた時には既に手遅れ、ということもしばしば。 |
2918 | 7二飛亜急戦 | ★★★ | 袖飛車を見せて仕掛けを誘う。相手の陣形突破が表の狙いならば、裏の狙いは角交換からの陣形勝ち。意外に知らない人も多いので、極めればドル箱戦法になるかも? |
2919 | 袖飛車 | ★★★ | 通常位置から一間ずらして、角道を開けた歩を狙う序盤の変化球。違和感はあるが、咎めるのは難しい。意外に棋理にあっているのかも? |
2920 | 一直線穴熊 | ★★ | ゴキゲン中飛車相手でも穴熊にしたい!そんなあなたのための戦法です。ポイントは8八銀のハッチをしめないこと。角の逃げ道を確保できて、カウンターを狙えます。 |
手筋のエフェクト、コレクション一覧
「手筋」のコレクションは全部で10種類あります。
No. | 名前 | レア度 | 説明 |
---|---|---|---|
1000 | たたきの歩 | ★ | 上級者を目指すならまず身に付ける必要がある手筋。連打で飛車の利きを止めたり、金銀の連携を崩したりと効用は様々。 |
1001 | 垂れ歩 | ★★ | 次に成る手を見せる。歩の基本手筋。これも上級者なら必須の手筋。 |
1003 | 底歩 | ★★★ | 金底の歩岩より固し。主に飛車の横利きを防ぐために打たれる。歩が立たなくなるため、香車による攻撃に弱いことには注意。 |
1101 | 田楽刺し | ★★★★ | 香車の機能を遺憾なく発揮した手筋。角を逃げてもその先にある駒は助からない。 |
1200 | ふんどしの桂 | ★★ | 別名「ふんどしの桂馬」英語ではフォークと言う。 |
1300 | 桂頭の銀 | ★★ | 銀が桂馬の動きを完璧に防ぐ形になる。タイミングを見て桂馬を取ってしまい攻めに使うことも出来る。頻出するので覚えておきたい手筋。 |
1301 | 割打ちの銀 | ★★★ | 金や飛車の弱点である斜め後ろを攻める銀。ついやりたくなる嬉しい手筋ではあるが、相手の攻め駒に銀が加わることになるので注意も必要。 |
1302 | 腹銀 | ★★★ | 王手をしない不思議な銀。しかしこの銀が玉の動きを縛る。 |
1501 | 遠見の角 | ★★★★ | 文字通り遠く敵陣を睨むように自陣に据える角。角の打ち損になるか、角筋止めにくしになるか、勝負の分かれ目。 |
1700 | 玉の早逃げ | ★★★★ | 「玉の早逃げ八手の得」 という格言もある。さっと玉を逃がすことで途端に寄せにくくなることがある。玉の敗走とは異なる。 |
特殊のエフェクト、コレクション一覧
「特殊」のコレクションは全部で50種類あります。(2019年3月30日現在、アプリ内のイベントのたびに随時追加されていくことが予想されます。)
No. | 名前 | レア度 | 説明 |
---|---|---|---|
4000 | 羽生マジック | - | |
4001 | 光速の寄せ | ★★★★ | 現代将棋に速度の概念を持ち込んだ棋士。終盤のあまりの鋭さから「早く終盤になればいい」と発言したことも。羽生善治戦での7七桂打や、大山康晴戦での打ち歩詰め回避の4三角引不成は非常に有名。 |
4003 | 鉄板流 | ★★★★ | 圧倒的な守備力の強さから「鉄板」と称される。最近では受けた後からの強烈な攻め合いをも武器にしている。鉄板で殴るような将棋に。40歳を過ぎた今でも成長途中。20代の渡辺明前竜王からの竜王位を奪取。竜王名人となる。 |
4004 | 緻密流 | ★★★★ | 若い頃は正統派居飛車党であったが、現在では様々な将棋を指す。久保利明戦での5七玉は記憶にあたらしい。2002年、羽生善治と王将戦の舞台で端に香車を並べて勝つ棋譜が衝撃的。一見の価値あり。 |
4006 | 私は下馬評を裏切るだろう | ★★★★ | 2006年、当時昇り龍の佐藤康光棋聖(当時)に対して、調子を落としていた渡辺明竜王(当時)が云った言葉。4-3のフルセットの末言葉通り、竜王位を防衛した。渡辺将棋は硬さと細く鋭い攻めを特徴する。また駒損をいとわない特徴。 |
4007 | 菅井五段 | - | |
4008 | 佐藤六段 | - | |
4009 | 佐藤六段(レア) | - | |
4010 | 豊島七段 | - | |
4011 | 森下九段 | ★★★★ | 「駒得は裏切らない」に象徴されるように、カウンター狙いを基本とする受け将棋の棋風。不名誉な「無冠の帝王」を返上する、今回の電王戦はその復活の狼煙となるか。矢倉戦法の森下システムを考案し、序盤研究にも定評がある。 |
4012 | 屋敷九段 | - | |
4013 | 宮本広志四段 | - | |
4014 | 竹内雄悟四段 | - | |
4015 | 髙見泰地五段 | - | |
4016 | 糸谷哲郎六段 | - | |
4017 | 佐藤天彦七段 | - | |
4018 | 一刀流 | ★★★★ | 流行にとらわれる事無く信念を貫き、一直線の変化にも恐れず飛び込む生粋の居飛車党。棋士間でも郷田将棋に魅せられた者は多く金井五段を筆頭に業界内での評価が高い。長考派のイメージだが第63回NHK杯で優勝。早指しでの強さも見せつけた。 |
4019 | 光速流 | ★★★★ | 棋士・会長の二足の草鞋で将棋界を牽引する17世名人資格保持者。繰り上げ出場となった第30回JT杯では優勝賞金全てを小学生への普及のために盤駒3000セットを寄贈したことも記憶に新しい。32期連続在籍したA級順位戦からは昨年陥落。多くの谷川ファンが光速流復活を待ち望んでいる。 |
4020 | 好位圧倒 | ★★★★ | 史上4人目の中学生棋士としてデビューし、20歳で獲得した竜王を9連覇。初代永世竜王の座に就いた。作戦勝ちから大きなミスをせず勝ち切るソツのない将棋で毎年高勝率をマークしている。趣味は競馬で活躍馬マーブルカテドラルの共同オーナーになるほどの競馬ファンである。 |
4021 | 哲学流 | ★★★★ | 初のタイトル挑戦となった第27期竜王戦で森内俊之竜王を4−1で下しビッグタイトルを獲得。有望な若手世代の集まる関西勢の中でタイトル一番乗りとなった。在学中の大学院では哲学科を専攻し、糸谷哲学は将棋においても持ち時間の使い方等に存分に発揮されている。 |
4022 | 最強オールラウンダー | - | |
4023 | 羽生流 | - | |
4024 | 渡辺流 | - | |
4025 | 郷田流 | ★★★★ | プロデビューからわずか3年でタイトルを獲得。その後も一線級での活躍を続けていたものの、本来の実力からファンからは少し物足りない部分もあったが、2014年度渡辺王将に挑戦した第64期の王将戦でフルセットの激闘でタイトル獲得。新たな郷田流のステージの幕開けを予感させた。44歳での王将位獲得は最年長記録でもある。 |
4026 | 森内流 | ★★★★ | 重厚な棋風の本格派の居飛車党。特に2日制のタイトル戦では持ち味が存分に発揮される。平成19年には小学生時代からのライバルである羽生と、勝者が十八世名人の資格を得るという鬼決戦を制し、十八世名人資格保持者となった。 |
4027 | 佐藤流 | ★★★★ | 他人の指さない独自の将棋を日々追い求めている開拓者。佐藤新手とよばれる新手や構想はトップ棋士の中でも群を抜いて多く持っている。最近はダイレクト向かい飛車を中心に新構想を披露。タイトル戦の舞台での新構想披露にも期待が高まる。 |
4028 | 劇画菅井竜也 | ★★★★ | 将棋界屈指の近代振り飛車の使い手だったが、最近では矢倉、横歩取りなど居飛車も指しこなしており、どんな戦法を指すのか最も予測がつかない棋士の一人。振り飛車の研究の深さも健在で、対戦相手からすると球種の多さは脅威だ。第46期新人王戦では大橋三段に初戦を失いながらも残り2戦を連勝。五段以下が出場条件のため、最後の出場となる新人王の座を勝ち取った。 |
4029 | 劇画深浦康市 | - | |
4030 | 劇画森内俊之 | ★★★★ | 十八世名人資格保持者。2013年には竜王・名人の二冠だったが、翌年失冠。無類の強さを誇ったA級順位戦でも勝ち星が集まらずファンを心配させたが、本年度は第64回NHK杯、第22回達人戦と棋戦優勝2回を果たし復活の兆しを見せている。バックギャモンやチェスも好み、その強さも国内トップクラスの腕前。 |
4031 | 劇画渡辺明 | ★★★★ | 竜王9連覇、「渡辺竜王」という言葉が完全に定着していたが、2013年に失冠し翌年には2組にも降級となった。しかし、永世竜王として初めて2組からの出場となった今期、挑戦者へと名乗りでて3期ぶりの復位、10度目の竜王位の座に就いた。夫人の描く「将棋の渡辺くん」も人気でコミックス1巻が発売された。 |
4032 | 劇画羽生善治 | - | |
4033 | 藤井銀河 | ★★★★ | 藤井システム誕生から早20年。マークがきつくなる中でも矢倉や角交換振り飛車にも独自の研究を加えた戦法を開発し、芸域を広げていった。そしてついに第24回銀河戦で優勝。藤井システムの連採での優勝は藤井復活を大きく印象づけた。タイトル獲得が待ち遠しい。 |
4034 | 郷田王将 | ★★★★ | 昨年はフルセットで渡辺竜王を下して獲得した王将位、今年の挑戦者は羽生三冠で最強のライバルとの対決となった。フルセットの激闘が予感されたが、4-2で制勝。これが嬉しいタイトル初防衛となった。2016年には結婚も発表。まずは王将位三連覇、さらなる活躍が期待されている。 |
4035 | 渡辺二冠 | ★★★★ | 独特の雰囲気で始まった第29期竜王戦だったが、角換わりの名勝負の連続となり少しずつそんな空気が次第に薄まっていった。結果はフルセットの末丸山九段を破り、竜王は11期目の獲得となった。第41期棋王戦では後に名人となる佐藤天彦を振り飛車も交えて円熟味を見せての防衛を決めた。 |
4036 | 佐藤名人 | ★★★★ | 第74期名人戦で羽生名人から4-1で奪取、初タイトル獲得が名人となった。第2期叡王戦では決勝で千田五段を破り優勝、春に開催される第2期電王戦でPONANZAとの対局が予定されていて、大注目の戦いになりそうだ。 |
4037 | 羽生三冠 | - | |
4038 | 藤井四段 | ★★★★ | 藤井四段伝説の幕開けは加藤九段とのデビュー戦。棋士として初注文は郷土料理「味噌煮込みうどん」。 板谷一門悲願のタイトル獲得。愛知出身のプライドを表していた。 |
4039 | 渡辺棋王 | ★★★★ | 「うな重」それは魅惑的な言葉の響き。疲れた脳への栄養補給にただひたすら重箱をかきこむ瞬間は幸せこの上ない。 渡辺棋王の勝負将棋に欠かせない切り札メニューだ。 |
4040 | 佐藤名人 | ★★★★ | 熱々の鉄板に焼かれた肉。音と匂いの両面から感じる幸福感と肉のパワーは2日制の対局には欠かせない。千駄ヶ谷の銘店にもファンは多い。 佐藤天彦名人のこだわりの将棋めし。 |
4041 | 森内九段 | ★★★★ | 森内九段の代名詞と言えばカレー。 「どこで食べても美味しい」「緊張感の高まる二日目にメニューで悩みたくない」。 将棋に集中できるために選び抜かれたカレーライスだ。 |
4042 | 羽生永世七冠 | ★★★★★ | 天童ホテルでの羽生竜王の定番はあんかけ焼きそば。トロッとした熱々の餡かけに熱々の野菜と焼きそば。 ただひたすら無心になって食せば幸せこの上ない。麺類を好む羽生流の定番の一品。 |
4043 | 星野四段 | - | |
4044 | 藤井七段 | - | |
4045 | 中座七段 | ★★★★ | 中座が初めて指した85飛は一見狙われやすい位置にいるが、横歩取りならではの華々しい変化が眠る鉱脈だった。三段リーグを年齢制限ラストイヤーで昇段を決めた中座がいなければ将棋界の歴史は大きく違ったかもしれない。 |
4046 | 藤井九段 | - | |
4047 | 羽生九段 | - | |
4101 | パンツを脱ぐ | ★★★★ | 居飛車穴熊から桂馬が跳ねた状態。攻撃力が上がったかわりに守備力が大きく低下する。大事なところ(=王将)が見えそうだぞ☆ |
4102 | パンツを脱ぐ | ★★★ | 振り飛車穴熊から桂馬が跳ねた状態。攻撃力が上がったかわりに守備力が大きく低下する。居飛車銀冠を倒す裏ワザのひとつ。 |
4900 | ウルトラストロング歩 | ★ | この歩の力強さが見えるか。加藤一二三九段は二手目に三七分の持ち時間を投資してこの歩を突いたことがある。何の変哲のない一手にみえても、その裏に秘められたものは多いのだ。真の上級者というのはそれすらも読み取れるものなのだ。 |
4901 | シャイニングトライデント歩 | ★ | ただの歩じゃねーか....いや違う!この歩は居飛車か振り飛車かを決断する重要な歩なのだ。その不退転の決意がシャイニングトライデントとして表れるのだ。そういってここから陽動振り飛車になんかするのは裏切り者ですよ☆ |