将棋ウォーズに「棋力レーダーチャート」というものがありますよね。マイページから見れるグラフのようなものです。
対局で自分が指した手をコンピューターで解析してくれるそうで、攻撃力、守備力、芸術力、早指力、戦術力、終盤力の6つのパラメーターを計算してくれます。しかしこのパラメーターが実際に何を表しているのかイマイチわかりにくいですよね(とくに芸術力って何なんでしょう…?)。
今回はこの棋力レーダーチャートの見方と各パラメーターの意味について調べてきました。
公式サイトでの説明
将棋ウォーズのアプリ内では、棋力レーダーチャートの各項目について以下のように説明されています(残念ながら2018年7月現在ではこの説明は見られなくなっています)。
攻撃力:攻撃的な棋風です
守備力:守備的な棋風です
芸術力:独創的な棋風です
早指力:如何に早く指しているか
戦術力:定跡に対する知識の豊富さ
終盤力:終盤の寄せの正確さ
出典:将棋ウォーズ(2018年7月現在確認できず)
いかがでしょうか。なんだかぼんやりしててわかりにくいというのが正直なところだと思います。そこでこれらのパラメーターの意味をさらに詳しく調査してきました。
各パラメーターの意味
6つのパラメーターが示すものについて調査しまとめました。なおこれらのパラメーターは、棋神を使った指し手は反映されないそうです。
攻撃力
このパラメータは序盤から中盤にかけての仕掛けを見ています。自分から仕掛けに行って攻める棋風の人は高めの数値が出て、逆に相手の仕掛けを待ってから捌きに行くような棋風の人は低めの数値が出ると思われます。守備力とは対になるパラメーターです。
守備力
このパラメータは攻撃力とは逆に、序盤から中盤にかけて相手からの仕掛けを待つような棋風の人は高い数値が出ると思われます。攻撃力とは対になるパラメーターです。
芸術力
一番何を示しているのかわかりにくいパラメータです。このパラメータは、定跡を外すような手を多く指すと高くなります。後述する戦術力とは対になるパラメーターです。
早指力
1手当たりにかける時間が短いと高い数値が出ます。
戦術力
定跡に沿った指し手が多いと高い数値が出るそうです。芸術力とは対になるパラメーターです。
終盤力
終盤の寄せや受けを正確に行うと高い数値が出る……と思われていましたが、どうやら違うそうです。終盤力の数値は段位(級位)と達成率によって決まるそうです。つまり実質的にはこのパラメーターは将棋ウォーズの内部で計算されているプレイヤーのレーティングと言ってもいいのではないでしょうか。
たとえば初段の人はこの終盤力がだいたい2.3になるそうです。
まとめ
以上、棋力レーダーチャートの6つの項目の意味を解説しました。攻撃力と守備力、戦術力と芸術力はそれぞれ対になるパラメーターとなります。
また終盤力は実際は段位と達成率のみで決まってしまうのは意外でしたね。なのであまりこれらのパラメーターに一喜一憂せずにプレイするのがいいのかもしれません。
将棋ウォーズのエフェクトの出し方を
コマの配置から、何を指すと出るのかを示して欲しいですねー