奇襲戦法

アヒル戦法対策

投稿日: 08/05/2019 更新日:

歩美
このまえ将棋ウォーズでアヒル戦法に当たりました!ひたすら待ちの手を指されてどこから手を付ければわからないうちに時間切れに…
香介
アヒル戦法みたいなマイナー戦法は、ネットの早指し将棋では特に有力だよね!今回はそんなアヒル戦法の対策方法を解説するよ!

今回の記事ではアヒル戦法、アヒル囲いの対策方法を解説していきます。初心者に限らず、アヒル戦法を指されるのは嫌い、苦手という方は多いのではないでしょうか?

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浮き浮き飛車の構えには向かい飛車で

テーマ図

【図1-1 浮き浮き飛車の構え】

【図1-1 浮き浮き飛車の構え】

今回のテーマ図は、先手が初手から飛車先を突いていき後手が△3三角と受けた局面です。ここから先手は浮き飛車に構えて角頭の歩を狙ってきます。アヒル戦法によくある出だしですが、後手はどう指しましょうか?

※今回は後手の立場で解説していくため、盤面を反転しています。

香介
この出だしは「浮き浮き飛車」なんて呼ばれることがあるよ!ここから先手はアヒル戦法に組んでいくんだけど、今回は後手の立場で対策を見ていこう!

図1-1からの指し手
△2二飛(図1-2)

【図1-2 浮き浮き飛車には向かい飛車に】

【図1-2 浮き浮き飛車には向かい飛車に】

浮き浮き飛車に対しては、向かい飛車にしていきましょう。ここでもし先手が角頭を狙って▲3六飛としてくればすかさず△2四歩と反撃できます。

アヒル囲い相手には金無双に構えよう!

先手はアヒル囲い、後手は金無双に

図1-2からの指し手
▲9六歩、△4二銀、▲9七角、△6二玉、▲4八銀、△7二玉、▲3九金、△9四歩、▲5八玉、△5二金左、▲6八銀、△8二銀、▲7九金、△6二金直、▲8六角(図2-1)

【図2-1 先手はアヒル囲いが完成】

【図2-1 先手はアヒル囲いが完成】

図1-2からは穏やかな駒組みが進み、先手はアヒル囲いを完成させました。後手は美濃囲いではなく、金無双に組んでいます。金無双は美濃に比べ端攻めに強いため、▲9五歩からの攻めを食らいにくいメリットがあります。また5筋の守りも厚いため、△5三角成からの強襲の筋も成立しにくくなります。

歩美
なるほど!金無双に組んでいくんですね!

△4四角から飛車に働きかける

図2-1からの指し手
△4四角(図2-2)

【図2-2 相手の飛車に働きかける】

【図2-2 相手の飛車に働きかける】

駒組みが終わったところで、△4四角から仕掛けていきます。先手はここで飛車を逃げるのですが、縦に引く手と横逃げる手が考えられます。

香介
それぞれの場合でアヒル囲いの崩し方を順番に見ていこう!
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飛車が縦に引いたら逆棒銀でアヒル囲いを崩す

空いたスペースに銀を上がる

図2-2からの指し手
▲2八飛、△3三銀、▲1六歩、△2四歩(図2-3)

【図3-1 2筋から攻めていく】

【図3-1 2筋から攻めていく】

図2-2から相手の飛車が縦に引いたら、3三の空いたスペースに銀を上げて攻めていきましょう。銀を上がったら△2四歩から攻めていきます。

逆棒銀の攻め手

図3-1からの指し手
▲2四歩、△同銀(図3-2)

【図3-2 銀をズンズン進めていく】

【図3-2 銀をズンズン進めていく】

2筋の歩を切ったら、銀を2筋からズンズン進めていきます。この攻めは逆棒銀と呼ばれる攻め筋となります。

香介
これで相手は▲2七歩などと受けることになるけどだいぶ後手が指しやすくなるね!

飛車を横に逃げたら陣形を盛り上げよう

2筋から攻めていく

図2-2 からの指し手
▲3六飛、△2四歩、▲3四飛、△3三銀(図4-1)

【図4-1 左銀を使っていく】

【図4-1 左銀を使っていく】

図2-2 から相手の飛車が横に逃げた場合は、いきなり△2四歩から攻めていくことができます。相手が3筋の歩を狙ってきても、取らせてから△3三銀としておけば十分です。

図4-1からの指し手
▲3六歩、△2五歩、▲2八歩、△2六歩、▲3二金(図4-2)

【図4-2 相手の2筋をへこませる】

【図4-2 相手の2筋をへこませる】

後手はさらに2筋を攻めていきます。相手はなんとかこらえていますが、だいぶ厳しい陣形になってしまいました。

歩美
2筋はコチラがうまく攻めてますね!

陣形を盛り上げていく

図4-2からの指し手
△2四飛、▲5九玉、△3四銀、▲5八玉、△3三桂、▲5九玉、△4五銀(図4-3)

【図4-3 陣形を盛り上げていく】

【図4-3 陣形を盛り上げていく】

こちらはさらに飛車を浮き飛車に構え、銀と桂馬を前に出して陣形を盛り上げていきます。図4-3では相手の飛車がかなり狭くなっているのがわかりますか?なお相手は待ちの手として玉を上下に動かしています。

香介
玉を上下に動かして待つ手は最善手ではないんだけど、アヒル戦法ではよく出てくる指し方だよ

図4-3からの指し手
▲7六飛、△9三銀、▲5八玉、△8四銀(図4-4)

【図4-4 右銀も前に使っていく】

【図4-4 右銀も前に使っていく】

さらに右の銀も前に出していきます。このように端から銀を使っていく手は金無双ならではの手です。次に△8五銀とすれば飛車角両取りになるため、先手は何か受けてきます。

端からの逆襲の手

図4-4からの指し手
▲9七角、△8五銀、▲6六飛、△9五歩(図4-5)

【図4-6 端からの逆襲の1手】

【図4-5 端からの逆襲の1手】

銀で相手の大駒をいじめていったところで△9五歩から攻めていけます。端からの攻めはアヒル囲いの狙いの一つですが、逆にこちらから端を攻めていきます。

図4-5からの指し手
▲9五歩、△6六角、▲同歩、△9五香、▲9二歩、△9七香不成(図4-6)

【図4-6 相手の端が陥落】

【図4-6 相手の端が陥落】

ここからは端攻めの一例となります。香車を走る前に△6六角として飛車角交換を迫り、相手の飛車を横効きをなくしてから香車を走っていきます。この後は相手の香車を吊り上げて裏側から飛車を打ち込んでいくような攻めが考えられます。

歩美
これで相手のアヒル囲いはボロボロですね!!

まとめ

香介
今回はアヒル囲いの対策を解説したよ!ポイントをまとめよう!

POINT

  • 浮き浮き飛車には向かい飛車に
  • 金無双の陣形を組む
  • △4四角から仕掛ける
  • 逆棒銀の攻め筋
  • 端から銀を使って端攻め
歩美
これでアヒル囲い対策はバッチリです!

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【図2-2 相手の飛車に働きかける】

【図2-2 相手の飛車に働きかける】