みなさん将棋を指した後しっかり棋譜検討していますか？毎回棋譜検討をすることが棋力向上の近道です。といってもいちいち検討するのもめんどくさいし、検討しようにも棋譜のどこを見ればいいかわからなかったりしますよね。
将棋ウォーズで対局されている方は、アプリに内蔵されているAIが指し手を解析してくれる機能があるんですが、無課金では使える回数が限られています。「無料で何度でも解析できれば棋譜検討もやりやすくなるのに…」って思ってしまいますよね。将棋クエストで指している人はそもそも解析機能もついていない…。
そこで、今回はスマホアプリ「ぴよ将棋」を紹介したいと思います。このぴよ将棋というアプリは40段階のレベルのコンピューターを使って、対局や棋譜検討ができるのですが、なんと将棋ウォーズや将棋クエストの棋譜を無料で検討・解析できてしまうんです！！
Contents
アプリのダウンロード
iOS、iPhone版
Android版
こどもでも親しみやすい可愛らしさ、でも中身は本格派！
ぴよ将棋は、ひよこのキャラクターと将棋を指せるアプリです。子供でも楽しめそうなかわいい見た目ですね。でも見た目とは裏腹に、中身は超本格派の将棋アプリなんです！！
こどもから大人まで、親子で遊べるアプリですね！
※横にスクロールできます
AIとの対戦、級位者でも有段者でも楽しめます！
14級から5段まで、40段階のレベル設定
ぴよ将棋のメインの機能はAIとの対局です。このアプリのすごいところは、AIの強さを40段階で設定できるところです！！他のアプリだとせいぜい初級、中級、上級の3段階くらいしかなかったりしますからね…。
AIの指し手の傾向としては、序盤～中盤にかけては緩手が多いのですが、終盤がめちゃくちゃ強い！！かわいいらしい見た目に油断してぼんやり指してるとすぐ逆転負けしてしまいます。
【40段階のレベル、可愛い名前】
AIの戦型を指定できる
なんとぴよ将棋では、対局するAIの戦型を指定できるのです！この機能を持ったアプリはなかなかないと思います。例えば相振り飛車に苦手意識がある人だったら、AIの線型を「振り飛車」に指定して自分も振り飛車にして練習するなんてことができてしまいます。
【戦型も指定できる】
棋譜の検討・解析
AIが自分の指し手を解析してくれる
ぴよ将棋では、棋譜を読み込ませて指し手を検討・解析してくれる機能があります。スマホで棋譜検討できるアプリはかなり珍しいですね。私はほとんどこの棋譜検討の機能しか使っていません。
棋譜検討・解析の方法
私の棋譜を参考に棋譜検討のやり方を解説します。今回はレベル11のひよえと対局しました。
①対局が終わったら、「メニュー」をタップ
【メニューをタップ】
②「棋譜解析（自動検討）」をタップ
【棋譜解析をタップ】
③解析レベルを選択し、解析開始をタップ（解析レベルが高いほど読みが正確になりますが、時間がかかります）
【検討開始をタップ】
④解析結果が表示されます
【棋譜解析の結果】
解析結果の画面では、コンピューターの読み手が「推奨手」として表示されるほか、形勢がグラフで表示されます。グラフ上では好手が緑色の▲、疑問手がオレンジ色の▲、悪手が赤の▲で表されているため、対局のどこで形勢が決まったかわかります。
PCの本格的な将棋ソフトと比べると、若干解析の精度が劣る部分もありますが、級位者～初段くらいの方には十分すぎるレベルの解析をしてくれます。
将棋ウォーズ、将棋クエストの棋譜を読み込ませる方法
なんと、ぴよ将棋では将棋ウォーズや将棋クエストでの棋譜を読み込ませて、棋譜検討・解析を行うことができます。将棋ウォーズで直接棋譜検討をすると有料アイテムの「棋神解析券」が必要になるので、無料アプリで棋譜の検討ができるのはうれしいですね。
将棋ウォーズやクエストの棋譜を読み込むときは、トップ画面の「ウォーズ棋譜検索」もしくは「クエスト棋譜検索」から読み込むことができますよ。
【ウォーズ棋譜検索】
2019年1月ごろに将棋ウォーズの仕様変更があり、「ウォーズ棋譜検索」から棋譜を取り込むことができなくなりました。新仕様での棋譜取り込みの方法は以下の記事を参考にしてください。
※将棋クエストの棋譜は今まで通り読み込めます。
まとめ
将棋アプリぴよ将棋の紹介でした。30レベルのAIとの対局に加え棋譜検討・解析もできてしまう万能将棋アプリです。無料アプリでここまでの機能があるのは本当にすごいです！！みなさんもぜひインストールされてみてはいかがでしょうか？
またぴよ将棋などの無料アプリでのAIに物足りなくなってきたという方には有料の将棋AIもおすすめです。windows用のソフトである激指は、ぴよ将棋よりもはるかに高速で強力なAIでの棋譜検討ができてしまいます！！コンピューターをつかって棋譜検討や研究をされる方には必須のソフトです。
