将棋のルールを覚えたての方や、子供に将棋を教えたいといった方のためにおすすめの将棋盤と駒を紹介します。
将棋盤の選び方というと、駒の文字の書体であったり、木材の樹齢や木目など難しいイメージがありますが、これは高級品の将棋盤の話です。今回は高級品の話ではなく、安くて長く使える将棋盤の選び方を紹介します。
目次
将棋盤と駒の選び方のポイント
基本的に将棋盤と駒はセットのものを買ってしまうのがおすすめです。ネットやお店で探すと将棋盤と駒が別で売っているものもありますが、これはセットで買って壊れてしまったときに買い足すためのものくらいに思っておきましょう。
また選び方のポイントは主に、将棋盤と駒の素材と、将棋盤の形状の2点です。以下でこれらのポイントを解説していきます。
- 盤と駒の材質
- 将棋盤の形状
将棋盤と駒の素材は何がよい?
まずは将棋盤と駒の素材から決めるとよいと思います。素材といってもカヤかヒノキかイチョウか…といった木材の話ではなく、木材かプラスチックかという話です。初心者の方が初めて買う将棋盤は、以下の3種類の素材のうちのどれかになると思います。
- 木製
- プラスチック製
- マグネット式
木製
木製将棋盤の一番のメリットは、駒を打った時の音や感触のが良いことです。パチン!と駒を打つ音を響かせるだけでなんだか将棋が強くなった気がします。
一方で汚れや水気に弱いのが木製の宿命です。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、水拭きできるプラスチック製の方がよいかもしれません。
プラスチック製
プラスチック製の将棋盤は基本的に木製のものよりも安いです。また汚れてしまっても水で洗えるのもよいですね。とりあえず何でもいいから将棋盤を買いたいという人にはプラスチック製がよいと思います。
マグネット式
マグネット式の将棋盤は、将棋盤の裏に薄い鉄板があり、将棋の駒が磁石でできているものです。マグネット式のものは軽くてコンパクトなため持ち運びに便利です。
ただし木製やプラスチック製のものと比べると遊びにくいものが多いです。旅行などに持ち運ぶように一つ買っておくのもよいかもしれません。
将棋盤の形状
将棋盤の形状というのは、盤の厚みや脚の有無ではなく、2つ折りかどうかです。ここも選ぶ上では意外と大切なポイントですよ。
2つ折りの将棋盤
2つ折りの将棋盤は、やっぱり収納時にコンパクトになるのがメリットです。
一方で蝶番の部分が壊れやすいので長く使うのにはオススメしません。また机の上などに置いたときに、蝶番のところが机に当ってしまいます。将棋盤の真ん中の部分が浮いてしまうだけでなく、机を傷つける原因となります。マットか畳の上で使うようにしましょう。
2つ折りでない将棋盤
メリットデメリットは基本的に2つ折りの将棋盤の逆となります。蝶番がないため丈夫で使いやすい反面、収納時はかさばってしまいます。
おすすめの将棋盤と駒のセット
スタンダードな木製の将棋盤セット
スタンダードな木製で2つ折りの将棋盤です。とりあえず迷ったらこれといった感じの商品だと思います。お値段も5000円以下とお手頃です。指した時のパチンという音が気持ちよく、安くても本格的な気分を味わえます。
少し変わったシート状の将棋盤!?
塩ビの将棋盤とプラスチック製の駒のセットです。将棋盤は柔らかいシート状で丸めて持ち運ぶこともできます。また蝶番もないため机の上に置いて使うのにはもってこいの将棋盤だと思います。
本格的な1枚板の木製将棋盤
木製で1枚板の将棋盤です。1枚板なので机などに置いたときに安定感があります。1万円以下ですがかなりしっかりしたつくりなので、長く将棋で遊ばれる方にはよい商品だと思います。もちろん収納時はほかの商品よりスペースをとってしまうでしょう。
マグネット式の将棋盤
マグネット式の将棋盤です。コンビニなどでマグネット式のかなり小さい将棋盤も置いていますが、これは少し大きめサイズです。マグネット式はただでさえ指しにくいので、あまり小さすぎると本当に使いくいです。もちろん小さいと持ち運びには便利なんですけどね。
値段も1000円程度とかなりお安いので、とりあえず何でもいいから安く将棋盤が欲しいという方にはよいでしょう。また旅行などに持っていきたいという人にもオススメです。
まとめ
初心者におすすめの将棋盤を4つ紹介しました。初めて将棋盤を買う時のポイントをまとめると、
- 木製かプラスチック製かマグネット式か
- 2つ折りの将棋盤か否か
の2点に着目して選ぶとよいでしょう。